sihost.exe がシステム警告と共に Unknown Hard Error を表示

またやっかいなエラーが流行っているようで

2017年10月に入って、続けて似たような事象に遭遇したので、誰かの役に立つかと備忘録として記します。
当方では、データの緊急バックアップを優先して実施したので、まだ分析と原因の特定は済んでいません。個別に修復する方法や、対応プログラム有無などはこれからです。このことを書き添えておきます。

ログオンするとエラーの画面が表示

ウィンドウズを通常起動した時に、このエラーが発生していると、画面下のスタートアイコンがクリックできません。実質、通常操作が不能になるのが特徴です。
sihost.exe はプロセスで調べると、スタートメニューや Cortana などを制御するようです。

システム警告
Unknown Hard Error

ログオン後、このウィンドウが表示され、その後 画面下のスタートボタン、タスクバーあたりが動きません。

一時的に使えそうな対応方法

今回は、大事なデータを速やかに回収(データ復旧)することが最優先の依頼であったため、 下記のような手順を採用しましたが、当店の通常作業であれば、動作のあやしいPCを用いた作業はせず、外部のデータ復旧機器による救出作業が標準であり、ここに紹介する方法は最初に行うものとして推奨しておりません。あくまでも自力で判断と作業ができる方向けの情報としてご利用ください。

当方の事例では幸いCTRLALTDELは使えたので、この操作後、メニュー画面から、【電源アイコン】-【SHIFT押しながら再起動】で、【オプションの選択】画面を表示させ、【トラブルシューティング】-【詳細オプション】-【スタートアップ設定】を選ぶと、昔のWindowsで言うところの、【セーフモード】に入れました。
※操作の解説は、こちらにも記載があります。
『オプションの選択 (セーフモードとか)』🔸

セーフモードの場合、上記のエラー表示画面を出したままにしておけば、Explorerシェルなど他の操作ができましたので、エラー画面を温存したまま、タスクバーあたりのエクスプローラを使って、 データ救出くらいは可能でした。
USBデバイスも認識してますので、データの保存先の確保もできます。これで何とかなるかと。
※ あくまでも当店での事例で経験談です。同様の操作ができない事例があるかもしれません。

根本的な対処と方法

プロセス自体は、Shell Infrastructure Host のようなので、ウィンドウズの根幹に絡むプロセスです。
sfc などで修繕が可能かどうかは判りません。リスクのある作業を行う前に、大事なデータは先に回収しておいた方が良いと思います。
また、ウィルスなどの感染被害である可能性も否定できません。症状が発生した環境では、いずれもWindows Defender のみが動作する環境でした。当方でも比較的短期間に、事例が複数回見られていますので、ある時点のWindows10 で発生しやすい事象なのかな?とも疑っています。


表面事象が似ていても個体によって、同じ対処ができない場合があります。
無理せず安全な方法を選択して、作業を行ってください。
有償であっても専門業者さんに依頼する決断も大事です。
上記の通りに作業を実施されたいかなる不具合・不利益も当方では責任を負いかねます。
お読みになられた各人の責任において、この情報を利用してください。