保険請求時の検査や修理見積もりに関して

各種アクシデントによる検査依頼と区分について

該当サービス終了のご案内
ご案内致します。2021年11月末で故障原因を推定する検査サービスを休止致します。
通常の故障部位を特定する通常検査は継続いたしますが、故障に至った原因を推定する検査が含まれるサービスを停止します。原因を推定する必要がある場合は、お手数ですがパソコンメーカー各社の検査サービスをご利用ください。

本メニューは、当店の都合により提供休止・廃止いたします。
廃止の場合、しばらくの間メニューページを残しますが、タイミングを見てページ削除を行います。
休止の場合、再開などがある場合は改めて告知致します。

罹災によりパソコンなどが故障した場合

災害(浸水や火災)でパソコンが故障した場合
パソコンの検査結果報告と、何らかの罹災が判るものがあれば、検査結果の報告が可能です。
罹災によるパソコンの故障は、状況的に災害の被害を受けたことが判りやすい傾向があります。

不注意などにより物損・故障が発生した場合

不注意で故障し、動産保険の申請をする場合
加入されている保険の種類によっても多少条件が変わるかもしれませんが、基本的にパソコンの検査結果報告が可能です。ただし経年劣化による故障か、アクシデントに起因する故障かは実際の機器を調査して推定できる範囲となります。検査報告書に記載された故障内容、および推定される原因が加入されている保険保証の範囲内か否かは、お客様と保険会社さまとの協議になります。

各種サービスに付帯する補償・保険を利用される場合

代表例として引っ越しに伴う機材の故障の場合、基本的にパソコンの検査結果報告が可能です。ただし経年劣化による故障か、外部からの衝撃やアクシデントに起因する故障かは実際の機器を検査して推定できる原因を記載します。推定ができない場合は原因を記載いたしません。

落雷によりパソコンなどが故障した場合

栃木県は雷が多いこともあって、落雷によりパソコンや周辺機器が故障することが多いようです。
そのほかにも、自然災害によりパソコンなどが被害を受けた場合や、不慮の故障やアクシデントよる破損について、何らかの補償が受けられる保険も存在いたします。
お客様からは、落雷を始め、色々な理由でパソコンが故障したのだけれど、その証明書を作成してほしいと依頼を受けることが増えてまいりました。このページでは、それらの内容について解説いたします。

パソコンの故障調査は繊細で、故障の原因がとても判りやすい事象もあれば、自然故障かアクシデントかが判らない故障もあります。例えば落雷による故障かどうか判断がつかなかった場合には、その旨をそのまま記載します。お客様からの情報と合わせても状況が推定できない場合もあります。この場合、追加資料『発雷証明書』などがない限り、結論が変わることはありません。
検査報告書は、第三者による検査結果として御信頼頂けることが重要です。それには信頼される検査機関であり続けることが重要です。信頼される検査機関は、推定できる事柄は記載し、推定できない事柄は記載しません。当店は、これからもこの方針を貫いて参ります。

結論ありきの報告書が発行できないことをご理解ください。

よくある事例について

落雷時の検査報告・御見積について、良くある事例をまとめます。
発雷証明が必要となる事例と、不要となる事例があります。

発雷証明書は不要となる事例
・当店の検査にて、落雷被害であると強く推定できた事象。
・当店の検査結果では、落雷被害か自然故障かの判断がつかず、お客様からその当時の状況報告をお伺いし、それらの総合判断によって、落雷被害の可能性が高いと推定できた事象。
これらの事象に該当する場合は、 持ち込まれたパソコンのみで、落雷被害が強く推定されると記した診断書、およひ御見積書の提示が可能です。

発雷証明書が必要となる事例
頻度として多くはありませんが、以下のような事例もございます。
・当店の検査結果では、落雷被害か自然故障かの判断がつかず、お客様からお伺いしたその当時の状況報告を加味しても、落雷被害であると推定できなかった事象。
・当店の検査にて、経年劣化の症状が確認された事象。
・その他、落雷被害ではない診断結果が出た事象。
これらの事象に該当する場合は、発雷証明書の提示が必要となり、当店において発雷証明書を吟味し、最終的な結論を出す必要となります。

どちらの事象であるかは、精密診断を行わないと判断できないため、受け付け時に発雷証明書が必要か否かは判別できません。

故障の際に必要な情報

保険会社を始め、当店でも検査や御見積を作成するにあたって、下記の情報を必要といたします。
もっとも多い言い回しは、『修理屋さんなどで雷による故障であるという診断書・検査報告書と修理の見積書を作成してもらって来てください。』それを保険の申請書に添付して下されば大丈夫です。 という言い方です。我々修理を行う事業者は、診断結果を元に、落雷証明書(発雷証明書)などの資料を追加で提供して頂くかどうかの判断をいたします。

落雷の場合 落雷証明書(発雷証明書)など、お客様がその機器を利用されていた地域において、落雷(発雷)があったことが証明されることが必要となる場合があります。一般的に落雷による故障の場合、外観では落雷が原因とは判らないことがありますので、当店からの報告書で確実に『落雷による故障と強く推察される』と記載するには、このような証明書類が必要となる場合があります。
※故障の範囲や程度によっては、落雷が大きな要因であることが明らかな場合もあります。

当店の精密検査で、災害被害による故障であることが明らかでない事象の場合、罹災証明書は必要となる事例があります。商品外観などでは、通常の経年劣化による故障か、災害による被害なのかが判別できない場合には、各種証明書によって、『自然故障以外の原因で故障が発生した。』と記すことができません。
水没被害や、物理的な損傷被害の場合は、 外観検査などで判断できる場合もあります。詳しくはご相談ください。
一般的な不慮のアクシデントにて故障が発生した場合、特に必要とする書類はありません。ご指定の書類がありましらご持参ください。

お客様側で手配して頂く内容
精密検査の状況により、必要となるかもしれない証明書の例です。

例えばDELLやhpのような、セミオーダー方式のパソコンで見られる製品は、パソコン名は代表型番であり、ひとつの製品を指し示さず、同じ製品名でも部品構成が多岐にわたるような製品群があります。一般的な例として、富士通やNECのように製品型番が判れば部品構成などが判るものがほとんどです。今回のように被害の見積もりをする場合、1.どの位の金額のパソコンが壊れたのか? と 全損の場合などで、代替品の選定に際して、2.どの位の機能・性能のパソコンを見積もるのが妥当なのか?というふたつの検討課題があります。購入時のモデル名がDELL hp のような製品の場合はご注意ください。

お客様がお住まいの地域に、落雷があったことを証明する書類です。記載される内容は地域、日付、時刻などです。気象庁や、民間の気象予報会社などで発行されるものです。お客様が契約している保険会社さんが要求している場合に必要となりますし、当店では、故障の状況によっては、この情報をお客様から提示して頂く場合もあります。

お客様のお住まいの地域に災害があったことを証明する書類を意味します。被害の内容などが記されている公的なものであれば代替がきく場合があります。お客様が契約している保険会社さんが要求している場合に必要となります。
当店では、故障の状況によって、自然災害であると判断できなかった場合に、この情報をお客様から提示して頂く場合もあります。


当店でご用意する内容
当店では、純粋にその機器の故障内容と修理費用もしくは再取得費用についてご報告いたします。

対象となる機器の検査を実施し、以下の情報を付記します。
・故障の箇所。
・故障の原因。(証明書などが必要な場合あり)

・修理が可能な場合は、修理費用の御見積。
・修理が不可能な場合は、買い替え費用。(※)
※当該機器と同等の機能を有する機器の再取得に必要な費用。

当店での検査結果や、お客様からお伺いした故障時の状態情報(聞き取り情報)とを総合的に考慮し、当店による故障原因の推察を付記致します。経年劣化・自然故障との切り分けが難しい場合において、さらに、落雷証明書 (発雷証明書) など、各種証明書をご提示頂ければ、その内容を加味して、当店による故障原因の推察を変更することも可能です。
★事前のデータ復旧が必要な場合、その費用が保険適用内かどうか、事前にご契約の保険会社にお問い合わせください。

検査・御見積サービスに必要なもの

  • 故障した機器本体
    検査および御見積が必要な機材。複数ある場合には全てお持ち込みください。
  • 保証書など
    機器の製造番号など採取する必要があります。機器本体に記載がない、もしくは擦れて印字が不鮮明な場合には、必ず必要となります。
  • 付属するケーブル類
    お使いになられていた環境のまま検査を実施いたします。ACアダプターを始め、機器の動作に必要な付属品は必ずお持ち込みください。不足すると(付属品が届くまで) 検査が停滞したり、正しい被害金額が算出できなくなります。

検査・御見積サービスの費用について

被害に遭われた機器の状態によって、検査の費用は変わります。
料金体系は、『パソコン精密検査』🔸 のメニューにて対応させて頂きます。
記載されている料金は、一台あたりの費用です。複数の機器を一緒に検査する場合には別途御見積が必要です。
通常は当店様式にて検査結果および御見積書として発行いたします。
お客様(保険会社様)指定の様式にてご報告が必要な場合、その書類の量に応じて追加費用が発生する場合があります。

本サービスに関する注意事項 必ずお読みください。

  • 本サービスで実施できること、できないこと
    落雷、および特定災害による因果関係については、当店での検査結果および、別途ご用意して頂く各種証明書や、お客様から伺った内容などを総合的に判断いたします。検査を受け付ける際に『こういう結論で検査報告書を書いてほしい』など、検査結果を特定の結論に誘導するようなご依頼は一切受け付けません。
  • データ復旧についても事前にご検討ください
    下記にもありますが、パソコンなどの機器に保存されている大事なデータについて、お預かり中の状況の変化、消失など一切の責任を負いません。検査や調査に出される前に、予め『データ復旧サービス』🔸 に依頼して、大事なデータを失わないよう保護をしてください。
  • データ復旧費用や検査費用の計上について
    お客様が利用される保険などにおいて、機器の検査費用や事前のデータ復旧費用が保険請求に含められるかどうか、事前に保険会社様などでご確認ください。
  • 受け付けられる機器の範囲
    パソコン本体、パソコンモニター、プリンター、外付けハードディスクなどパソコンと接続して利用する機器。
    組み立てた製品(自作系PC)も製品として検査いたします。パーツ個別の診断については、使われている部品の種別により、検査ができないものもございます。
    被害を受けた機器からデータを救出する場合には、検査ではなく『データ復旧サービス』🔸 にて受付致します。
  • 受け付け可能な機器の年式
    おおむね以下の範囲内とします。メーカー既製品の場合、製品販売開始から最長10年~標準 6年。自作系やBTO PCの場合は販売開始から最長 6年~標準 3年となります。BTO 系統は商品の性質から部品提供される期間が短いため、既製品よりも短い期間での対応となります。
  • 受け付けできない機器の範囲
    DVD/Blu-rayレコーダー、テレビ、電話機、FAX、冷蔵庫など白物家電(キッチン周りの家電)、その他パソコン関連ではない機器全般。
    レコーダー関連のデータ復元(番組データの復元)については、当店では実施していません。(著作権に関連する作業となるためです。)