Office/オフィス製品 Word ExcelなどのTips

Microsoft Office製品 に関する豆知識・備忘録・Tips

01. Office Premium と Office365 Soloの違い(相違点)
02. Officeアプリケーションとサービスについて
03. Office 2013 と Office 365 Soloの違い
04. Office for iPadの無料ライセンスで商用利用は無理


ここにある情報を参考にされる場合、各人の責任において利用してください。
万が一、利用に伴う不具合が発生しても、当方では責任を負わないものとします。
情報利用については、この旨同意されてからご利用ください。


 

Officeプレミアム と Office 365 Soloの相違点

(2014年冬以降に発売されたモデルについて)
パソコンを購入された際に、始めから付いていた(プレインストールされていた)オフィス製品は『Office 〇〇 Premium』となります。
このOffice 〇〇 Premium製品は、
『アプリケーション』『永続的な利用権利』 と、『サービス』『1年間利用する権利』 がセットになったものです。
購入されたパソコンとともに利用し、他PCへの移行、追加インストールは認められていません。

〇〇に入る名前と、付属するアプリケーションの組み合わせ

office-oo-premium
組み合わせと名前の関係は、今までのプレインストールモデルと同じようです。
今まで、Windows XP~Windows7 あたりのパソコンをお使いで、Office XP / 2003 / 2007 / 2010 がプレインストールされたモデルをお使いだった方は、(サービスの項目自体を気にしなければ)ほぼ同じイメージの後継製品となります。

※ 永続的な利用権利とは、(特に決められた期限を定めず) そのオフィス製品がサポート終了になるまで修正プログラムなどの提供を行うことを保証し、購入時から継続してその製品を利用して頂ける、製品の提供方法です。

それに対して、Office 365 Solo 製品は、
『アプリケーション』『1年間利用する権利』 と、『サービス』『1年間利用する権利』 がセットになったものです。
インストール可能台数も、最大 2台までとなっています。
office-premium-365solo
Office 365 Solo 製品は、今までの価格体系とは異なり、年間利用権の費用となっています。
※メーカー直販(オンライン販売)の場合、1カ月単位での利用権購入も可能です。
パソコンを購入する際にオフィスプレミアムがインストールされていなかった方、短期間だけオフィス製品・サービスを利用したい方などは、このようなライセンス契約の製品がお勧めです。パソコンへは最大 2台までインストールできますので、パソコン1台あたり、維持費は約¥6000となります。
Office 365に以降してタブレット・スマホ端末へのライセンスも変更になっていて 上記のライセンス(Office 365 Solo)を例にしますと、最大 2台までのPC/Mac、最大2台までのタブレット(Apple製品ならiPad系統)、最大2台までのスマートフォン (Apple製品ならiPhone iPod Touch)の、合計 6台(デバイス) まで利用することが可能ということです。

Office 365 サービス という製品は、Office Premium系製品で2年目以降も『サービス』を利用する際の追加費用となります。
※中古パソコンや、譲渡などでPremium系の製品がインストールされたパソコンを利用する場合、『サービス』部分は人(=前の所有者)に帰属するため、パソコンの新しい利用者さまは、追加の『サービスライセンス』を購入して、365サービスをご自身のID(=マイクロソフトアカウント)で開始する必要があります。
該当される方は、このライセンスを毎年購入して『サービス』を有効に保っておく必要があります。

LinkMicrosoft FAQ:Office 365 Solo製品

LinkMicrosoft FAQ:Office Premium製品
プレミアム製品の販売終息に伴い、ページが閉鎖されている模様。(2021/05 確認)


それ以外に変わっているところ
Office 365 Soloは、メーカー直販(ダウンロード販売)か、量販店でPOSAカードによる販売のみ。
※ POSAカード – 裏面の銀色のところを削るとライセンス番号がでてきるやつ。取り扱い店は限定されている模様。
インターネット直販(ダウンロード販売)であれば、1カ月単位で契約が可能。料金的には12カ月(1年)契約の方が約16%安くなる。


 

Officeアプリケーションとサービスについて

Office 365や、プレミアムの製品名になってから押えておきたい事項に、『アプリケーション』『サービス』があります。
『アプリケーション』は、オフィス製品の要、ワード(Word)やエクセル(Excel)などのオフィスソフトの事を指します。
『サービス』は、オンラインストレージの利用など、アプリケーションに付加して利用されるサービス群を指します。
※ オンライン・ストレージ・・・インターネット上に保存できる仮想的なハードディスクのような領域。月極めや年契約で一定期間の利用契約を結んで利用する。

ここを押えておく必要があるのは、 Office Premiumや Office 365 でこれらの契約が区別され、別々な期間で契約が可能であるというところです。『アプリケーション』と『サービス』意識して区別し、自分には『どの部分が、どのくらいの期間、自分にとって必要なのか?』を軸にして検討を行いますと、ご自身に相応しいライセンスの形態が判ります。

それともうひとつ。Offce 365 サービスには自動更新の機能があります。 期日が来ると自動的カード決済をおこなうものですが、希望されていないのにこの設定が有効になっていないか、確認しておく価値はあります。


 

Office 2013 と Office 365の違いについて

2015年1月現在、Office 2013パッケージ製品、Office Premium製品、Office 365 製品が混在して販売されておりますが、下記のような条件に該当される方は、Office 2013 パッケージ製品の方が良い場合があります。
違いをご検討いただき、在庫のあるうちにご購入をお願いいたします。

始めは、Office 2013でないと難しいと思っていた内容です。Office Premium製品では、Office 365 Soloのように 『オンラインで行われる30日ごとの製品確認』は実施しないとのことなので、Office 2013以前のように、(インストール時のアクティベーションを除いて) まったくのオフライン環境でもWord/Excelなどのオフィスソフトは利用可能とのこと。このような使い方をする場合は、Office 365製品は向いていない、Office Premiumしか選択肢がないという状況です。


 

Office for iPadの無料ライセンスで、商用利用はダメという事実

2014年秋、ついにAppleタブレット、スマホにおいて『Microsoft Officeが動くようになった!』しかも、無料で文書の更新もできる!とあって、かなり話題になりました。
Apple向けアプリには、更新などの機能で、無償版、有料版と二段階のライセンスになっていて、一部の機能は有料版にしないと使えないというところまでは、広く知れ渡っているようなのですが、『無償版は、ビジネス・ご商売での利用は禁止されている』という点は、ほとんど知られていません。
下記資料を御覧ください。
office-ipad
三段目の『基本的なオフィス文書の編集 (商用利用)』の項目で、Office 365 Soloもしくは、365サービス利用者 の方への限定機能でえることが判ります。(ちなみに、Office Premium利用者で、365サービスが切れている方は対象外になっていることもここで判ります。)
お仕事で iPad などを活用されている方は、ぜひ一度ライセンスをご確認いただくか、下記FAQサイトなどで確認をしてください。

LinkMicrosoft FAQ:Office Premium製品


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