PFN_LIST_CORRUPT というエラーが発生した場合の原因と対処方法
比較的重傷度が高いエラーコードかもしれません
このエラーコード自体はメモリー関連のエラーとされていますが、実際の場面で申しますとどこかのハードウェア故障(メモリーやマザーボードなどの基板類)である場合が多いように思います。
ここ最近、ハードウェアを増設したとか、ドライバーのバージョンを変更したとか、特別な条件が重なっていない限り、物理的故障の線が濃厚な気がします。
修理サービスに依頼するかどうかは、各人の判断となりますが自己責任で分析をしたいという方に作業のヒントになるような情報をまとめたいと思います。
ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。
目次
エラーコードについて
PFN_LIST_CORRUPT 0x0000004e
メモリー上で管理している ページ フレーム番号 (PFN) が破損している場合に報告されるエラーです。解説を読むとメモリーの故障のような印象を持ちますが、そうではない事例もあります。
このエラーコードを経験してしまったら
このエラーコード自体は、そんなに甘いものではないので、ほとんどの場合は何らかのハードウェアの不具合が見つかることの方が多いと思います。真っ先にデータ復旧を行う手順で間違いないと思います。
原因切り分けの手順 (参考)
データ復旧(保護)が必要な場合は、事前にストレージ(HDD/SSD)を外しておくことをお勧めします。
突然のブルーバックエラーにより、ファイル構造にダメージが生じる(副作用)場合が多いです。
以下に挙げるようなテストや検査を実施する場合は、事前に何らかの方法でデータ復旧をしておくのがベストだと思います。
メモリーテストを実施
ノートパソコンなどの場合、交換対象となるモジュール点数が少ないので、メモリーモジュールの故障でない限り、圧倒的にメイン基板(マザーボード)の故障となる確率が高まります。まずはメモリーか、それ以外かで原因を分けるアプローチは有効だと思います。
取り外せる基板類は外してみる
ソフトウェア的な不具合(ドライバー類のバグによるエラー)でないことを切り分けるため、外せるボード類は外し最小の構成で動作の確認をするか、以下のような方法と合わせて確認することもお勧めです。
出荷時の構成で試す (ただしストレージは温存する)
検査で使う仮のストレージが必要となりますが、
* パソコン購入後に取り付けたハードウェアを取り外す。
* 現在のストレージを取り外して、仮のストレージに付け替える。
* リカバリーDISC、もしくは回復ドライブで初期化を行う。
* エラーが発生しないか、動作テストを実施する。
* Windows Updateなどを実施して、最新のバージョン・構成にして再びテストを実施する。
もしこれで、エラーの発生が無くなるなら、マザーボードではない可能性も出てきます。
もともとの発生頻度に対して、数倍の長さの動作実績がつめれば、あとは構成を変え戻していって、本来の環境に少しずつもどしてゆきます。
最初にストレージお温存したのは、エラーが発生する環境(条件)を温存するという意味合いと、個人データの保護と、ふたつの意味があります。
パソコンの電源を入れれば、すぐにエラーするような状況と異なり、しばらく経たないと発生しない、そもそも発生の頻度が低い場合は、確実にエラーが見込める環境を保持しておくと、のちの効果検証が楽になります。
参考リンク
この記事を作成する際に参照したサイトです。
参考の参考になりますが、同じエラーコードを扱った他サイト様では、FastBoot や SecureBoot を無効にし、再起動することで効果があったという報告を拝見しました。当方では今回この手順を実際に試していませんので、伝聞による参考情報として記載させて頂きます。