DELL Inspironのリカバリーで、0x400110020000100a が発生した時の対処

どちらかというと、若干マニアックなエラーコード

DELL Inspiron 660s(省スペースデスクトップ機)のリカバリーでエラーが発生する、というご相談を受けました。ご自身で修理をしようとしてうまくいかないということなので、初期診断ではなく、『パソコン何でも相談』 メニューで有償のご相談として受けました。

エラーコード 0x400110020000100a の内容とは

DELL Backup and Recovery、もしくは DELL Backup and Recovery Manager(DBRM)というソフトが起動し、リカバリーなどの選択肢が発生する訳ですが、ディスクチェックの後、上記のエラーが発生します。
当方でも再現しています。
お客様が操作・交換した部品などを伺い、まずは出荷時の設定と、出荷時のパーツ構成について、もう一度確認です。地味ですがこういう理屈の部分は大事です。

そして原因が判明

今回の原因は、ハードディスクのサイズの不一致でした。
メーカー出荷時には、1TB のハードディスクが搭載されていました。
お客様は、ハードディスクが不具合の原因だと判断しハードディスクを交換する必要がある、というところまで進んだのですが、1TB も必要ないとの判断から500GB のハードディスクを購入してきて、修理作業を実施したようです。
DELLのリカバリーソフトは、いわゆるディスクイメージを用いた方法を使うので、イメージデータに元のハードディスクサイズの情報があり、これより小さいハードディスクにはリカバリーができない仕様となっています。

原因の確認も実施

できれば、修理という形で当店にお任せ頂きたかった内容ではありましたが、お客様自身で最後まで修理をする、とのことだったので上記理由(原因)が正しいことをお客様の前で確認いたしました。
当店で修理・確認用に用意した 1TBのハードディスクを接続し、リカバリーを実施し、当該タイミングで上記エラーが発生せず、リカバリー処理が始まることを確認しました。
(リカバリーが始まったことを見届けたら、すぐに中断いたしました。)
当店の判断が正しいことを、お客様と一緒に確認し無事解決となりました。
約一時間の対応となり、当店規定の相談料を頂戴いたしました。

DELLのリカバリ仕様は厄介

他社のリカバリー仕様と異なり、リカバリーデータ(ディスクイメージ)にハードディスク容量が記録されているので、HDD/SSD載せ替えなどで容量が異なる場合にうまくいかない仕組みになっています。
HDD換装などをされる予定がある方は、DELLさんは不向きかもしれません。