0x80042109のエラーが発生し、メールの送信だけができない

メールソフトと送受信の設定に関する問題

典型的なメールソフトと、メール送受信の設定に関する問題です。
どちらかというと、パソコン自体の故障(物理故障)ではなく、メールソフトの設定に関する論理的な不具合であり、プロバイダーなどが提示する新しい設定に変更できれば、問題は解消する事が多いです。

問題の特徴

・メールの送信時に上記のエラーコードを表示して、送信だけが失敗する。
・メールの受信は問題がない。
特定の場所ではメールの送信がうまくいく。
(例)会社ではOKだが、自宅などでは失敗する、など。

これらが、このエラーコードの特徴です。

問題の解決方法

メールの送信に関してセキュリティー上の対策が行われている環境(通信事業者)では、メールソフトを利用する際に接続している回線の種類によっては、このエラーを表示する。
最も可能性の高いものとして、インターネットプロバイダによる迷惑メールの対策である OP25B (Outbound Port Blocking 25) が挙げられます。
この OP25B は、プロバイダ各社が自社回線からの迷惑メールの送信を減らすため、自社回線から他社のメールアドレスにてメールを送信しようとした際に、通常使用している送信サーバーのポート番号 25番をブロックする施策です。

現在のメール送信設定で、この25番ポートが設定されていて、上記のエラーを発しているなら、今回の対処で直る可能性が高いと思います。

企業を始めとする独自ドメイン (***.co.jp など)レンタルサーバーによる運用をされている場合は、その環境に応じた特別な設定があります。独自ドメインの場合は社内のIT部門に問い合わせるか、レンタルサーバーの場合は、契約しているプロバイダー・ホスティング企業、もしくはサポート契約されているITサービス会社さんへお問い合わせください。

代表的なプロバイダー (@nifty、ぷらら、Biglobe など) に加入されている場合は、当店にて設定変更のお手伝いが可能です。インターネット加入時にもらったプロバイダーの書類 (メールアドレスや、パスワードなどが記された紙) をご持参頂き、設定したいパソコンと共にご来店ください。