ライセンス認証でエラーコード 0xc004e028が発生した時の原因と対処方法

変わったエラーコードに遭遇した記録を残します

PCメーカーから出荷されるパソコンでは、ほとんどの場合ライセンス認証は自動で行われることが多いのですが、BTO PCなど一部のメーカーでは自動でライセンス認証が完了せず、ブロダクトキーの入力が必要な場合がありました。
その時に遭遇したのがこのエラーコードです。


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先に結論を書きます

当店で経験した事例の場合は、いずれもエラーコードの表示が発生したものの、ライセンス認証を確認するページ【設定】-【システム】-【詳細情報】では認証済みの状態になっており、再実行する必要はありませんでした。
解説にあるエラーコードの意味を知り納得しています。
同じエラーコードでも、ライセンス認証が【済み】にならない場合は別の事象と推察されますので、Microsoftサポートなどに相談する必要がありそうです。

参考までに経験した場面を

【ソフト】Windows 11 Homeライセンス
【対象】BTO PC 新規設定を行った時

ライセンス認証が通っていない状態でしたので、プロダクトキーを入力しライセンス認証のボタンを押したところ、エラーコード0xC004E028 が発生しました。パソコンもライセンスも未使用の状態からでしたので、最初はMicrosoft側の認証サーバの問題かと思ったくらいです。
エラー画面を閉じて、ライセンス認証の様子を確認したところ、認証済みとなっており多少混乱した記憶があります。(その後解説のページを見て納得はしております。)
当店では、同一条件でもう二回ほどこの事例を経験しています。

エラーの詳細

末尾にあるリンクからエラーコードの定義を確認すると以下の解説がありました。

エラーコードの解説

0xC004E028 このエラーは、既にライセンス認証処理中のデバイスをライセンス認証しようとした場合に表示される可能性があります。 デバイスは最初の要求の完了後にライセンス認証されます。

エラーコードの意味

自動処理で実施されるライセンス認証と、更に実施されたライセンス認証とが重なった場合に生じると書かれていて、もう作業は始まっているので大丈夫という意味に取れます。
実際に当店で経験した際も、エラーコード表示があってもライセンス認証は通過しておりました。

考察

これは、そのまま放置しておけば認証が完了するものだったのかなとも思いますが、デジタル認証だった場合に認証完了タイミングよりもずっと時間を空けて(時間をかけて)待っていたにも関わらず認証ができていなかったので、手作業で認証作業を開始した経緯があります。
もし認証作業のタイミングが重なっただはであれば、エラーコードを付与せずに『ライセンス認証は実行中です。しばらくお待ちください。』みたいなソフトな表現であってほしいなと思う次第です。

これは明らかにエラーではないですものね。
エラーコードは、エラー事象のみにつけましょう。その方が消費者からも喜ばれるはずです。

参考リンク

LinkMicrosoftサポート:Windows のライセンス認証エラーに関するヘルプ