DVD書き込み処理で 0xC0AA0301 が発生した場合の原因と対処方法

ディスク書き込み中に発生しやすいエラー

当店では、DVDの書き込み処理や、システム修復ディスクの作成などで発生した事例が多いエラーコードですね。
どのような対処が必要かまとめてゆきます。

エラーの概要

エラー自体は、書き込みに失敗したという事象のひとつです。
Windows 上のソフトウェアで共通のエラーコードのようです。
当方でも、システム修復ディスク、システムイメージの作成、Windows Media Player、iTunes など、書き込み機能を有するソフトウェアで、このエラーの報告を確認しています。
どのような原因で発生したのかは、以下のエラーへの対応もあわせてお読みください。

エラーへの対応(基本方針)

このエラーの原因をどのように判断するのか?大きく分けて、原因はディスク側の不良か、ドライブ側の不良(経年劣化か故障)のいずれかである場合がほとんどです。
どちらを疑うかによって、対処の方法が変わります。

ディスク(メディア)を疑う場合

ディスクを交換して、再度書き込みを実施します。特定のメーカーのものとの相性で発生している場合は、メーカーを替える、もしくは信頼(実績)のあるメーカーのものに替えるのが有効です。
書き込みに成功したり、失敗したりと、動作の品質にムラがある場合は、ドライブ自体の機能の劣化も疑ってください。

【ディスクを疑う場合の例】
・複数枚の書き込みで、失敗したり成功したりで不安定な実績。
・使ったことのないメディアを今回使用している。

ドライブを疑う場合

搭載されているドライブの書き込み機能がおかしくなっている場合、何回ディスクを交換しても調子が悪いか、もしくは書き込みの品質が安定しないはずです。
ある程度の年数が経っているパソコンの場合は、ドライブの経年劣化を考慮しましょう。
今では、ドライブ自体を交換修理する以外にも、USB外付けドライブという製品を増設することでも対処が可能です。
急ぎ、ディスクを作成する必要や、そのディスクの信頼性を高く求める場合は、そういう手段も検討しましょう。

【ドライブを疑う場合の例】
・パソコンの年式が古い場合。
・結構ドライブの書き込み利用が多い場合。
・いつもと同じ組み合わせ(ドライブとメディア)で発生している。

その他、対応すべきこと

大事なデータのバックアップを作成していた場合
システムイメージやシステム修復ディスクを作成していた場合
PCやドライブの年式が古い場合、ディスク要因ではなく、DVDドライブ要因を疑う場合があります。
エラーした時のディスクは作成し直す方が多いのですが、その前後で作成していた(成功していた)ディスクまでは作り直さない方が多いようです。ドライブがエラーの原因だった場合、その前後で作成したディスクの品質もあまり良くない(合格ラインギリギリ)であるので、後でいざ使おうという時に『メディアエラーが発生して読めない』可能性が高くなりがちです。
そういう大事なディスク作成だった場合には、他の、例えば外付けUSB DVDドライブなどを接続して、そちらで作成し直すということも検討してください。
リカバリーディスクなどの場合、最近のパソコンではDVDディスクだけではなく、USBメモリーも選択可能なものがあります。書き込み品質に不安が残る状態で無理やりにDVDディスクで作成するのではなく、USBメモリーなどへの作成も検討しましょう。