Seagate:ST3000DM001 というHDDの故障率が異常に高い件

目にする機会の少ない、HDD故障率に関する有益な情報

海外でデータのバックアップサービスを提供する会社、Backblaze社が大変興味深い記事をブログに掲載しました。
このレポートで導入したサイズのHDDにおいて、HDD3大メーカーで、Seagate社のモデルが突出して故障率が高いんだそうです。

問題になっているのは、Seagateの 3TBモデル

Seagate-4TB右の写真は、4TBのパッケージですが、今回問題になっているのは ST3000DM001 というモデル名の製品です。
このシリーズの 3TBモデルが、他社 (WD社、日立製) と比べて桁違いの故障率なんだそうで、
提示された資料によると、他社が 4%台の故障率なのに対し、
Seagate社の特定モデルで、32%、その他Seagate製品でも 8%台とかなり成績が悪いようです。

個人の方で、比較的多くのHDDを利用されている方も

Seagate製品 (ニックネーム:海門) は品質が悪い気がする、と報告されている方がいらっしゃるほど、以前から品質に関する疑惑があるのも事実です。今回、大手企業が大量の導入実績から分析された結果を見る限り、他社と比べて劣勢であるといわざるを得ない状況です。

Seagate社は今後どのように巻き返すのでしょうか

老舗メーカーであるだけに、改良を重ねて信頼を回復してほしいものです。
ところで、東芝の3.5インチの導入実績がありませんが、東芝さんのラインはどうなんでしょうね。
HGSTのそれと変わらない品質なんでしょうか。どこかで大量導入の実績があれば比較してみたいものです。
CSI: Backblaze – Dissecting 3TB Drive Failure