chrome:エラーで起動しない。COMODO とバッティングか

Google chromeが起動しなくなったとのご相談

つい最近、2015/09 の案件ですが、
Google chrome のアイコンをクリックしたら、エラーを検出して自動的に終了するとのことで診断を実施しました。
お客様の方でも、chromeの再インストールなどを試みたそうですが、改善しなかったとのこと。
さて、どのような原因なんでしょうか。

分析開始。まずはログから

アプリケーションのログを分析します。
chrome のバージョンは、 45.0.2454.85 比較的新しいバージョンです。
今回は、エラー時のログが記録されていましたので、どのプロセスで問題が発生しているか、分析できました。

原因は、ウィルス対策ソフト?

このお客様は、COMODO Internet Security というソフトを利用されており、そのソフト内のプロセスによってエラー中断となっていることが判明しました。
chromeパッケージやプロセスに疑いがあるのなら、脅威の検出として報告すべきなので、脅威検出による中断とは考えにくい。この場合、ウィルス対策ソフト側の不具合であることも考慮しなければなりません。
COMODOが再インストールが可能なものかどうか、お客様に確認をし、実際の因果関係を調査しました。

このソフトがなければ起動する

COMODO~ をアンインストールし、一時的にセキュリティーセンターが騒ぎだす状況にして、chrome を起動すると、すんなり動作しました。
どちらの言い分が正しいかは別として、COMODO と衝突していることが判明です。
お客様のご希望は、chromeが動く環境を再構築したい、ですので下記のような処置になりました。

最終的な処置として

お客様は、特にCOMODO にこだわりはなかったそうなので、代わりのウィルス対策ソフトを導入して、chrome が動作する環境を構築し、納品をいたしました。

このようなソフト同士の相性トラブルも対応可能です

突然動かなくなった!など、やっかいなトラブル分析(解決)も当店にお任せください。