Windows10:石橋をたたいて渡る、これからの無償アップグレード

無償更新もあと数日、これから始めるアップグレード

色々なお客様からのご相談を受ける中で、そういうトラブル起因もあったのか!と記憶に残る事例を記しておきます。
せっかくここまで無事に過ごしてこられたのに、ここで更新にしくじってしまうとなんだか悲しい気持ちになります。
先人たちの残してくれた失敗の遺産を参考にして頂き、安全に無償アップグレードを行ってください。

無償アップグレード失敗事例

ソフトの未更新。古いソフトを使っていた

ウィルス対策ソフト、プリンタードライバー、グラフィックドライバーなどなど。
ウィンドウズの動作に欠かせない部分のドライバーや、システムの深いところで動作するソフトなどのバージョンが古い場合、無償アップグレードをきっかけに、そのプログラムが動作しなくなる場合があります。
知識を総動員して、インストールされているプログラムのバージョンアップを実施し、上記のトラブルを避けるよう配慮してください。
予防法 – 事前に、リカバリーディスクの作成。個人データのバックアップ。システムイメージの作成。そして、各種プログラムの更新。

故障きっかけ。HDDが壊れかけていた

いわゆる、S.M.A.R.T情報で異常を示している程度で、通常のアクセスはできている状況の場合、元のOSを利用している方は、故障の発生を知ることができない場合があります。
* BIOS機能である、SMART検知をOFFにしている場合など。
この場合、無償アップグレード(OSの更新)作業をする中で、ハードディスクの状況が悪化し、アップグレードが失敗するケースがあります。おそらく、Windows10も、元のOSもどちらも動かせない状況になっており、かなり大変な状況です。
予防法 – 事前に、リカバリーディスクの作成。個人データのバックアップ。システムイメージの作成。

感染きっかけ。ウィルスに感染したまま

なんか、変なソフトが動いているなぁと判っていて無償アップグレードを実施してしまった場合や、ウィルス対策ソフトを入れずに使っていたパソコンを、無償アップグレードする場合、事前のウィルス感染(PUP感染も含む)により、無償アップグレードが正しく行われない、OS更新後にウィルスが発病する、動かなくなるなどの症状が出ます。
全体的な印象として、ウィルス対策ソフトが導入されていないパソコンでの更新成功率は、かなり低いように感じています。
ウィルス感染の事例でも、OSの種類が変わることでウィルスの動作が変わる(急に活発になる)ことも多く、注意が必要です。
予防法 – 事前に、リカバリーディスクの作成。個人データのバックアップ。システムイメージの作成。

予防の基本は、リカバリーディスクとデータのバックアップ

どんな場面でも、確実にミカタになってくれる作業は、
リカバリーディスクの作成と、自分自身のデータをバックアップしておくこと。
これに尽きます。
動かなくなったらデータ復旧を頼めばいいや!とか甘いことを考えていると、そのデータを消されてしまうトラブルもあります。
無償アップグレードは、失敗したら全てを失う!くらいの覚悟で対処して頂けますと、手痛い仕打ちを受けなくて宜しいかと思います。

追伸

無償アップグレードを行ってから、元のOSに戻して使おうと思っている方々へ。
色々と実験してみましたが、Windows10 の設定 – 回復メニューにある【元のOSに戻す】を実施しても、完全には元通りにはなりません。
確実な手段は、(OS更新前に作成しておいた) ディスクイメージによる回復です。
細かい事例は、また別の機会にご報告しますが、ディスクイメージ&システム修復ディスクのコンピは大変役に立ちます。