Macbook A1181 Snow LeopardにEl Capitanをインストールする話 (奮闘編)
Snow Leopard に El Capitan をインストールしようと奮闘した記録
第二回、奮闘編。新しいSSDに交換して、部品の初期不良チェックを終えたところから再開します。
OSのインストールを実施しますが、いろいろな所でつまずいて、四苦八苦します。
手元の材料
今回の作業をするにあたって以下の材料があります。しくじりの理由もここにあります。ご参考までに。
・Macbook A1181 本体
・OSインストールDVD 10.6 Snow Leopard
・OSインストールDVD 10.7 Lion
・Time Machine 外付けHDD (10.11 が保管されている。)
持っていると思っていたOSインストールDVD 10.9 Mavericks と『Time Machine 外付けHDD (10.9 Mavericksが保存されたもの)』をしまい込んで、見つからなかったこと。これさえ発掘できれば、もっと簡単だったかも。(想像)
クリーンイントスールでやってみようと思いました
移行すべき環境はあまりなかったのもあって、ここはあえて面倒な方法、クリーン・インストールでOSを導入することとします。Snow Leopardのインストールディスクを使って作業を開始しました。
※うちのA1181は、インターネットからのリカバリーには未対応なので、DVDを使って辛抱強く更新していきます。
手持ちのOSは導入できるが、アップグレードができない
Mac App Storeにログインして、El Capitan をダウンロードするというところでログインエラーが発生します。気付くのに少々手間取りましたが、『2ファクター認証が付いたApple IDではログインできない』 ことが判明しました。
新たに、2ファクターをつけないシンプルなApple IDを用意し、El Capitan のダウンロードは開始できました。
その当時、OSを無償ダウンロードしたIDで試すようにと言われることも多く、Apple IDにはこだわってしまう事がありますが、この事例の場合は例外のようです。
インストールは開始するようになりましたが、エラーして失敗します
インストール時にエラーダンプを表示して、インストールが失敗しました。
交換したメモリやSSDは単独でテストしてあることと、もともとのHDD上では10.11が動作していることから、OSインストールの際のトラブルを疑って作業を進めました。
新しいOSをインストールする前に、『OS X 10.6.8 統合アップデート』のインストールはされましたか? との情報も頂きましたが、10.6 では更新プログラムがなくなるまで、全てのプログラムをインストールしました。統合アップデートは特に重要かと思い、インストールしてありました。
インストールの方法が自動インストールではいけないのかと思い
これまでのアップグレード作業は、App Storeからダウンロードを指示し、インストールファイルの中のアイコンをクリックしてインストールを実施していました。この方法がいけないのかなと思い、いつものようにOSのインストールDVD/インストールデバイスの作成を考えました。
昔のOSのように、パッケージから dmgを取り出してDVDに焼くのではダメなんだと教えられ、同じくパッケージ内にある専用コマンドをコンソールで実行し、USBメモリにインストールデバイスを作成しました。
USBデバイスからのインストールでも結果は同じでエラーしました
いずれの作業も、
Snow Leopard上から実行する場合と、
Snow LeopardからLionに更新してから実行する場合と、
ふたつの方法を試していましたが、いずれもダメでした。
だんだん雲行きが怪しくなってきます。
簡単な作業だと舐めていました
この作業にあまり時間もかけられないので、そろそろ決着をつけようと、方針を変更します。
10.11 のTime Machineデータを使って回復する作戦です。
これにも危険な香りがしています。(後述)
古いOS下でのTime Machineはエラーする
復旧に使っているOSが、10.6 や 10.7 で、Time Machineに格納されているバックアップデータが、10.11 なので、未来のバージョンのタイムマシン・データを扱わせる という曲芸をさせてみましたが、みごとに玉砕しました。
最後の最後で曲芸が成功します
おそらくは皆さんが求めていた情報ではなくなってますが、今回の大オチに向かいます。
解決編ではOSのインストールとアップデート作戦をあきらめて、Time Machineデータによる回復を目指します。