Windows10で Disk使用率が100%になって動作が遅くなる問題の情報

Windowsの動作がものすごく遅くなる問題が継続して発生しています

あまり話題にはなりませんが、ウィンドウズには長い間解決できていない問題があります。
パソコンの動作が急激に遅くなる事象でハードディスクなどの故障を伴わない、純粋なウィンドウズのプログラムの問題です。
歴史は古く、Windows 8の頃から報告がありますが、まだ根本原因も対処方法も見つかっていません。

症状が報告されているウィンドウズの種類

Windows 8 と Windows 10 で報告が集中しています。
稼働しているパソコンの台数比率では Windows 10 が多いせいか、最近の報告件数で言うとWindows 10での報告が多いです。

症状の概要

パソコンの動作がものすごく遅くなる。
・パソコン起動直後に発生する場合が多く、不定期に同じ症状が再発する場合もある。
・簡単な識別方法は、【タスクマネージャー】を起動し、プロセスの項目で【ディスクが100%】になり続けていること。

特徴と基本的な対応方法

重要な特徴は、 ディスクの項目が100%になっていても、実際のデータ転送はそんなに激しくなく、不自然に負荷の表示だけが100%と表示されること。100%の間はものすごく遅いが、 この負荷が99%以下になれば、ある程度作業は進む。100%表示の間は、作業が進まず止まっていると勘違いする場合もあるが、動作が遅いだけで、止まってはいないので強制電源OFFなどは厳禁! 99%以下になるまで、操作をせずに待つか、シャットダウンを押して、自然に電源が切れるまで待つ。

ディスク100%問題の解説
ふだん、ウィンドウズを利用している間にも、ディスクの負荷は一時的に、すぐに100%になったりします。例えばアイコンをクリックしてプログラムを開始させた時とか。こういう瞬間的な100%負荷はまったく問題ではありません。すぐに元の性能に戻ります。ここでいう症状は、瞬間的な100%負荷ではなく、特に忙しい理由もないのに、ずっと継続して『100%になりっぱなし』というのがこの症状の特徴です。
パソコンを起動し、一通り常駐ソフトの動作が終わったのに、まだ100%のまま。こういう状況がDisk 100%問題の特徴です。

症状の見分け方 (モニタリングの方法)

下記の操作を実施すると、ディスクの負荷がリアルタイムで見られます。

CTRL ALT DELETE キーを同時に押す。
・画面が変わったら、タスクマネージャー をクリックする。
※ Disk100%問題が発生している場合は、この画面に切り替わるのに時間がかかる場合あり。

・タスクマネージャーというプログラムの画面が出たら、左下の 詳細 (D) を押す。
・少し多い画面表示に変わったら、上の方の 『CPU メモリ ディスク ネットワーク』のところにパーセント表示が出るので、そこの『ディスク』の値 (パーセント)に注目します。
・他の作業をしながら推移を見守るために、ウィンドウは少しずらすか、大きさを調整して、画面のすみにいつも表示されているようにします。
・他の操作をしていないのに、赤い表示で 100% になり続けていたら、これがディスク100%問題 です。

症状の詳細

当店で拝見した症状では、大きく2種類 の症状がありました。
※(c)は、複合事象なのでカウントには含んでいません。

電源を入れ、ウィンドウズのデスクトップが表示されてから5~15分程度で通常のスピードに回復する症状です。
だいたいどのパソコンも、ウィンドウズ起動直後の数分間は、色々な作業が重なって動作が遅くなる時間帯なので似た様な状況になりがちですが、あまりにその遅い時間帯が長いので、【タスクマネージャ】を見たら今回の問題と同じだった、という方も多いようです。

(a)に関しては、こういう状況なんだとあきらめて数分間を耐える方法や、
リカバリー・システムの復元などで、発生以前の状態に戻す方法も確実です。(リカバリーの場合は、事前にデータを退避させたり、利用環境を整え直したりと色々と大変な面もあります。)
また、効果のありそうな対処方法を実施してみる、という方法もあります。
後述の解決方法をお読み頂き、対処方法をお考えください。

比率としては少ないと感じていますが、この症状が発生すると、そのあとずーっと遅いままとなる症状があります。
世の中で公開されている対処方法を実施することで、(a)の症状に改善できた事例を知っていますので、 複合的な問題から、(b)のような重症度の高い問題があるのかもしれません。

大事なデータの退避が終わったら、色々な取り組みをしながら、(a) に持っていくよう試みます。
経験上、ディスクの物理的な故障など、複合的な理由から発生しているものも含まれます。

色々なチャレンジをする前に、現実的な対処方法を参考に、ご自身のデータ保護に努めてから各種改善のための作業を実施してください。

症状の解決方法

この『Disk 100%問題』(勝手に命名)がやっかいな理由は、
確立した修理・改善の方法が見つかっていないこと です。
色々と効果があるかもしれない、という対処方法は色々なところに情報としてありますが、これを実施すれば間違いなく解決します、というものが無い様に感じています。

現実的な対処方法

プログラムの削除や、設定の変更を行う前にぜひ、検討して頂きたい内容があります。
それは、重要なデータの保護(救出) です。ディスク動作が激しくなる症状なので、経年劣化しているハードディスクなどは、この症状をきっかけとして自然故障を誘発する場合も多く、またハードディスク故障によるウィンドウズが遅くなる症状も、この『Disk 100% 問題』と似ているため、気づくのが遅くなる傾向があります。

・インターネットのケーブルを外す、WIFIの接続を停止させる。
・ウィルス対策ソフトを一時的にアン・インストールする。

などを実施することで、一定割合ではありますが症状が緩和したり、100% にならない時間帯が増える傾向があります。自力でデータ救出まで考えていらっしゃる方は、始めに、この方法で大事なデータをバックアップするよう心がけてください。
実際の効果のありそうな対処については、データ救出が終わった後でお願いいたします。

ほかでも紹介されていて、当方でも効果があると思われるもの

作業上のリスクが少なく、難しくないという点で、以下のものを紹介いたします。
準備万端整ったら、試してみてください。

・Windows Updateを、手作業で実施する。
・OneDriveを、アン・インストールする。
・ウィルス対策ソフトを使って、パソコン全体をスキャンしてみる。

当店でも Disk100%問題が発生した際はお手伝いが可能です

説明のように、まだ決定的な解決方法はありませんが、大事なデータの保護をお手伝いしたり、効果のありそうな対処を実施したりという作業支援でしたら、お手伝いが可能です。
このような症状でお困りの方は、ぜひご相談ください。

パソコンの修理・相談は、パソコン360(028-666-0736)まで、お気軽にどうぞ。