インターネットショートカットで起動するアプリを変更したい

お客様からのご相談で印象に残った事例を記事として公開しています。
今回は、『デスクトップ上に配置している、インターネットのショートカットに関連づけられているブラウザーの種類を変更したい。』 です。

ご相談の詳細について

パソコンでYahooニュースや、Youtube動画をよく閲覧するというお客様。
デスクトップには、クリック一発でそのサイトが表示されるよう、ショートカットを配置し便利に使っていたとのこと。最近、Youtubeにアクセスすると、

というのが、毎回表示がされます。この表示を無くしたいのだがどうすればいいのか？というご相談です。

当店からの回答

IE (Internet Explorer) のサポート終了を告知するものですので、ショートカットの関連づけに IE を利用せず、Edge や Chrome など新しいブラウザーを利用するよう設定を変えることで対応できますと、始めは簡単に回答しましたが、実はそう簡単にはいきませんでした。
この記事では、そう簡単にはいかなかった理由と、変更／対処方法について じっくり解説いたします。

うまくいかなかった理由

お客様がデスクトップに張り付けてあったショートカットは、 .website (ピン留めサイトショートカット) という拡張子で作成されていました。これは、IE (Internet Explorer) で作成したショートカット で用いられる形式で、今見ているサイトのショートカットがドラック＆ドロップで簡単に作れることから結構使われているようです。

Windowsには、拡張子と関連づけるプログラム(アプリ)の設定が管理されており、設定アイコンや、コントロールパネルから変更ができますが、実は、この.website (ピン留めサイトショートカット) については、IE以外のブラウザーに変更できません。
レジストリなどの情報にアクセスすれば変更もできるでしょうが、たかがブラウザーの関連づけを変えるのにレジストリを操作するなどリスクの方が高いので、今回は通常の手順のみで対処できる方法を考えました。

代用として出した変更方法

拡張子には、 .url (インターネットショートカット) というものもあり、同じくサイトへのリンクをショートカット化できます。この拡張子は通常使うブラウザーに紐付く ので、拡張子との関連づけが判りやすく、変更するのも判りやすいというメリットがあります。ショートカットの作成方法は少し手間が多いですが、まぁ許容範囲でしょう。お客様も現在デスクトップ上にあるものは当店で変換しておきます、という条件で了承して頂きました。

今回は、
1. website のショートカットを、 url ショートカットに変更して、
2. 標準のブラウザー設定を、Edge から Chrome に変更しました。
お客様には、標準のブラウザー設定を変更する方法をレクチャーして完了です。

.website から .urlに変更する方法

参考までに、 .website で保存したショートカット (IEで作成したショートカット)を、.url 形式のショートカットに変更する方法についても記載しておきます。

1. .website のアイコンをクリックして、IEで該当ページを表示させる。
2. 表示されたURLをコピーしておく。
3. デスクトップ上で以下の操作を行う。
🔸 壁紙上で右クリック – 新規作成 – ショートカット
4. ショートカットの作成というウィンドウが開くので、
🔸 項目の場所にURLをペースト(貼り付け)する。
🔸 次へをクリック。
🔸 このショートカットの名前を入力。
🔸 完了(F)をクリック。
5. 出来上がったアイコンをクリックして、指定したブラウザーで開けば完了。

最後に

IE 11 (Internet Explorer 11)のサポート終了を目の前にして、この問題に遭遇している人も多いと思います。ショートカットの数が沢山あると作業も大変かもしれませんが、時間のある時にちょこちょこ変換できるので、試してみてはいかがでしょうか。
同じような問題に悩まれていた方のお役にたてれば幸いです。

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