マイナポイントの予約、申し込み、登録は意外に大変ですよ。
マイナポイント事業とは
マイナンバーカードを普及させることを目的としたもので、電子決済と紐づけて利用することで最大5000円のポイント還元が受けられるものです。
マイナンバーを申請し取得してくれて、電子決済を体験してもらったお礼に最大で5000円差し上げます。 という感じですかね。
マイナポイントの登録・申請したほうが良い?
漠然と『めんどくさそうだなぁ』と思っている方に、以下の手続き・作業を読んでいただき、5000円の対価にふさわしいかどうか判断してもらえるような記事にできればいいなと思って作成しています。
マイナポイントの流れは二段階あります
マイナポイントは、事前準備 と 電子決済による購入 のふたつの行動で成り立っています。
現在、2020年7月~9月までの期間は、事前準備 のみが行える期間です。
マイナポイントの申請は難しい?
前半戦であるマイナンバーカードの事前準備 には、大きく以下のような手続きや設定が必要です。
作業のひとつひとつは、面倒だったり待ち時間が長かったりはしますが難しくはありません。IDやパスワードといった情報が増えますので、この手の情報管理が苦手な方は、5000円と天秤にかけて判断して下さい。
今回のキャンペーンの主役である、『マイナンバーカードの申請と取得』 をしないと話しは始まりません。確定申告などでe-Taxを利用されている方はご存じかと思いますが、インターネットなどから何らかの手続きや申請をする際に、申請しているのは本人ですと保証するための仕組みです。
この後でも詳しく書きますが、今回のマイナポイント・キャンペーンは、参加できる人数の上限が決まっていて、予定人数に達した時点でキャンペーンの参加受け付けが終了するのも大きな特徴です。現在マイナポイントの影響で、マイナンバーカードの申請者が急増しており、市役所などは混雑しているらしいので、コロナ禍の三密リスクと天秤にかけて判断してください。
マイナンバーカードの発行に際して、何種類かのパスワードを作成する必要があります。カード1枚に対して何種類かのパスワードを作成しますので、こういうのを考えたり管理するのが苦手で・・・という方はキャンペーンに参加すべきか再確認が必要です。
『マイナンバーカード』の詳細についてはインターネットや市役所などでも解説されていますので、ここでは省略いたします。
マイナンバーカードが入手できたら、マイナポイント・キャンペーンに参加する手続きを行います。
手続きが沢山あり、ここでトラブルに見舞われたり、あきらめたりする方が多いようです。
詳細(a). マイナポイントへの参加申請
専用のアプリ/パソコン上の専用サイト/市町村が用意した専用の会場にて、マイナポイントへの参加申請が必要です。一般的には『マイナポイントの予約・申込』 と記されています。最終的にマイキーIDが取得できれば、このステップは完了です。
申請の必要なもの. NFC(カード読み取り)に対応したスマホ、マイナンバーカードと、そのパスワード
申請の必要なもの. パソコン、インターネット環境、USB接続タイプのカードリーダー、マイナンバーカードと、そのパスワード
この作業だけは、パソコンでもできますが、後述の作業はスマホがないとできないので、最初からスマホで作業をするのがベストだと思います。
この作業が完了すると、キャンペーンに参加人数にカウントされます。
詳細(b). 決済サービスを選ぶ
マイナポイントのキャンペーンが始まった時に、どの電子決済事業者の決済をポイントの対象とするかを選び、設定しておきます。複数の電子決済方法をお持ちの方は、いずれかを選ばないとダメです。
当然ですが、選んだ事業者がマイナポイントに参加していることが条件となります。
詳細(c). 決済事業者が指定する方法でマイナポイントと紐づける
当方で試した例では、楽天カードを選んだので楽天が指定するアプリから、紐付けの手続きを行いました。これはアプリなのでNFC搭載のスマホが必須となる作業です。
このキャンペーンは、電子決済を体験して頂いた謝礼なので、そもそもこの辺の作業が苦手、煩わしいと思っている方には向かないです。
申請の必要なもの. NFC(カード読み取り)に対応したスマホ、マイナンバーカードと、そのパスワード
詳細(d). マイナポイントの関連づけの現状を確認する。
マイナポイント アプリなどで、現在の申込状況を照会します。
✅ あなたは、マイナポイントを申込済です。
と表示され、申込情報の決済サービス名称や、決済サービス区分などに申請した方法が表示されていれば、今回のマイナポイント事前準備 について完了したことになります。
実際の利用は、2020年の9月からなのでそれまでは待機です。
申請の作業を通して感じたのは、NFCによるICカードの読み取り(認識)の感覚に慣れていない方は、作業自体がスムーズに進まないので大変じゃないかなと思います。カードをどこにかざすのか?などスマホの機種によっても場所が違うので、アドバイスも難しかったです。
キャンペーンの参加申込で気になったこと
気のせいなら良いのですが、マイキーIDは取得した瞬間には表示されていますが、先の手順に進むと表示されない気がしています。アプリに記録されているなどの配慮があれば良いのですが、すぐには見つけられなかったので気になった点として記載しておきます。
電子決済などの非接触の決済のタイミングと違って、マイナンバーカードは正しい位置にかざしていても、認識するまでに数秒かかります。『かざしている位置が違うのか?』と場所を変えてしまうと、かえって認識できないなどのトラブルになりがちです。『カードはここだな!』と思ったら、その場所で数秒かざし続けて待ってください。
キャンペーンの参加申込をお手伝いして感じたこと
このキャンペーンでマイナンバーカードが普及するのか?についてはコメントを控えるにしても、電子決済を体験して頂くという点においては、事前申請のハードルが高すぎて、この事前申請がスムーズにできる人は、すでに電子決済を利用・体験している方だと思うのでキャンペーン実施に関係なく電子決済を行う方だと思います。今回、マイナポイントのキャンペーンをきっかけにして、電子決済にチャレンジする、チャレンジしてほしいという方には、事前申請がかなり複雑で面倒な印象がある気がします。 そもそもマイナンバーカードとマイナポイント(電子決済の普及)を絡めていく必要があったのかな?とも思っています。
さらっと書くと、マイキーIDを発行させて、決済事業者を選択して、その決済事業者の指定する方法で紐付けを完了させるなんて、かなりレベルの高い設定手順だなぁと。