Office 2021は、パッケージが付属しない機種がある

発売されるとは聞いてましたが、こういう仕組みですか

当店ではお客様からの質問や、当店や取引先から得た情報の中から皆様に有益な情報などをまとめて記事にしています。今回は『オフィスが付属するパソコンを購入したけれど、例のオフィスパッケージ(小さい厚紙)が付属しない』 件について情報をまとめます。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

ちなみに今までの仕様だと

Office 2021 PIPCオフィス製品が付属する、プレインストールモデルを購入すると、プロダクトキーカードと呼ばれる、小さい厚紙状の紙片が添付されます。
オフィス製品を初めて起動させた時に、紙片の中に書かれている番号(プロダクトキー)を入力して製品登録(アクティベーション)を行う仕組みです。

Windows 11搭載機種の発売から、このルールが少し変わり、プロダクトキーカードが付属するモデルプロダクトキーカードが付属しないモデルとが発売されるようになりました。

昔の仕様をご存じの方は『オフィス付きを購入したのに、何でプロダクトキーカードが添付されていないんだろう?』と不思議(不安)になる場面も多いと聞きます。

プロダクトキーカードが付属していなくても正解の場合あり

ということで、新しいWindows 11搭載製品以降だと、このプロダクトキーカードが添付されていない機種が有り得る ということになります。

現在では以下の二種類が混在している

現在発売されているオフィス搭載パソコンは、認証方法の違いにより二種類が存在(販売)しています。
プロダクトキー入力(認証)方式 (従来方式)
🆕 デジタル認証方式 (新方式)
個人向け(一般消費者向け)のパソコンに限って解説するとこの二種類になっていて、前者はプロダクトキーカードが付属し、後者には、プロダクトキーカードは付属しません。

プロダクトキーカードが付属するのは

ビジネスモデル、特にWindows 11 proライセンスが付属するパソコンでは、従来方式のプロダクトキーカードが付属するモデルがほとんどです。理由のひとつはWindows 11 proでは、Microsoftアカウント以外に従来からのローカルアカウントも選択できるためだと言われていますが、他にも色々と整合が取れないところもあるようです。

新方式で販売されるパソコンの特徴

オフィスを初めて利用開始する時の手順、初回設定(アクティベーション処理)に違いがあります。
おそらくは、Windows 11 HOME エディションが搭載されたパソコンで、Microsoft Office 2021が添付された製品を購入すると、この新方式による仕組みになっています。
パソコンの初期設定において、
✅ インターネットへの接続 (Wi-Fiへの接続) を済ませ、
✅ Microsoft アカウントによるサインインと設定を済ませ、
✅ そして、オフィスの初回設定に進むという流れになります。

インターネット環境に接続されていて、特定のMicrosoftアカウントでサインインされた状態でのみ、Office製品の初回設定が実施できます。言い換えるとパソコンに付属していたオフィスの利用権利が、現在サインインしているMicrosoftアカウント配下で管理されるようになります。

パソコンの再設定時には

このオフィスの初回設定で利用した、Microsoftアカウントでのサインインが必要となりますので、
✅ どのMicrosoftアカウントでサインインしたのかと、
✅ Microsoftアカウントと、パスワードの情報
は確実に記録しておいてください。このアカウント情報を忘れてしまうと、オフィス製品の使用権利が消失する恐れがあります。