スマホ用電子証明書とは何か?マイナンバーカード、マイナポータル関連

新しい技術の登場で新しい『常識』が追加になります

色々と便利になること、そういう選択肢が増えることは喜ばしいことなのですが、それに伴って『今までだったらこうだったのに、それではダメ、不十分だ』という事柄が発生してきます。
今回の内容は、マイナンバー関連。まさに個人情報の塊なので、対応を間違わないよう概念的な事柄は把握しておいて損はありません。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

新しい常識

スマホ用電子証明書が搭載されているスマホを譲渡・買い取りに出す・オークションに出品する時は、スマホ自身の初期化操作だけでは不十分で、スマホ用電子証明書を消去する、特別な操作を【事前に】行っておく必要があります。

スマホ用電子証明書って何だ?という方は、このまま先をお読み下さい。

スマホ用電子証明書が利用できるようになります

マイナンバーカードをを持ち歩かなくても、自身のスマホを持っていれば同様のサービスを受けられるようにする仕組みです。
マイナンバーカードが持つ機能を、電子証明書に変換してスマホ内部の特別な領域に記憶し、マイナンバーカードを持ち歩かなくても、スマホによる認証を行うことで『マイナンバーカードをを所持している時と同じような』同様のサービスを受けることができる仕組みのことです。これがスマホ用電子証明書です。

この証明書が搭載できるスマホは最新規格に準拠している必要あり

証明書自体は電子データとなりますが、スマホ内部のセキュリティーが厳しい特別な領域に保管しますので、これに対応した【比較的新しいスマホ製品】が必要になります。
具体的に対応しているか否かについては、スマホメーカーにお問い合わせ頂く必要があります。
※記事の最後に記したデジタル庁のサイトに技術情報が載っています。

譲渡や買い取り、また修理依頼に出す時には電子証明書を無効に

この記事でお伝えしたい内容はこの章です。

🔴 スマホを譲渡する場合は、事前に電子証明書を削除する特別な操作が必要。
買い取りに出したり、譲渡する場合に注意が必要なのは、この証明書は一般的なスマホの初期化操作では消えない領域に記録されています。 証明書の消去は特別な手続きが必要で、作業中はご自身の手元においてインターネット環境につないだ状態にしておかないといけないのです。
譲渡してからではこの操作ができないので、注意が必要です。

オークションサイトなどでも注意喚起が発表されています。スマホを中古で売る機会がある人は、この情報を意識しておいてください。

🔴 スマホ修理などで業者に預ける場合には、証明書の削除や停止手続きを推奨。
画面割れなどを始め、スマホ修理に出す場合でも、この電子証明書の一時利用停止の手続きをしておくことが望ましいと記載されています。

🔴 マイナンバー・マイナポータルの利用頻度が低い方が特に注意が必要。
自分のスマホに『スマホ用電子証明書が搭載されている』ことを忘れがちな利用者が一番危ないです。
スマホに電子証明書を入れた場合は、色々な場面で【リスクのある場面では、電子証明書の一時利用停止をしておく】ことを忘れないようにしてください。

最新機種に機種変された方は特に注意が必要です。

慣れるまでの何年間は、忘れがちなので注意してくださいね。

関連サイト

Linkヤフオク:【ご注意】スマホ用電子証明書(マイナンバーカード)を搭載した中古スマートフォンの出品について

Linkデジタル庁:スマホ用電子証明書搭載サービス
スマホ用電子証明書についての技術的な解説が載っています。


Linkマイナポータル:Q&A スマホ用電子証明書を端末から削除するにはどうしたらいいでしょうか