パソコンを購入したら、やっておくと後で助かる設定など
トラブル発生時に効果がある設定
パソコンをより安全に利用する、何かトラブルが発生した時に効果を発揮する、そういった内容についてまとめておきます。さらっと目を通しておくだけでも効果あります。
ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。
目次
パソコン購入直後にやっておくと助かる設定
マイクロソフトアカウントを作成したら必ずメモする
マイクロソフトアカウント名、パスワード、PINコード(作成した場合)、アカウント作成時に入力した個人情報 (名前、電話番号、メールアドレス) は確実にメモしておいてください。アカウントのパスワードを忘れてしまった場合に復活させるチャレンジがありますが、アカウントを作成した当時のことを覚えていないと、かなりの確率でチャレンジ失敗となります。アカウント関連の情報は漏れなく控えておいてくださいね。
マイクロソフトアカウントをローカルアカウントに変更しておくべきか
最近のWindowsは、初回設定の時に『マイクロソフト・アカウント』でサインインの設定を行うよう促してきます。マイクロソフト・アカウント(Microsoft Account)は、購入したソフトウェア製品との紐付け管理や、オンラインサービス (OneDrive、Teams)利用時に必要となるアカウントですが、これらのサービスや製品に関係しなければ、Windows 7以前で使っていた、ローカル・アカウントで操作するも可能です。
利用者の利用スタイルに応じて『替えることができる』ことは覚えておいて損はありません。
回復ドライブは、できるだけ早く作成すること
パソコンのトラブルは、購入直後の数週間に集中する確率が高いと言われています。
昔で言うところの『リカバリー・ディスク』に相当するものが『回復ドライブ』ですので、できるだけ早いタイミングで作成しておいてください。作成時間も1~2時間かかることもありますので、時間のある時に行ってください。
作成の手順には決まりがあります。
作業手順についてはメーカーが用意する冊子かウェブサイトにも掲載されています。
リカバリー・再セットアップが作成可能なら作成すること
最近の傾向では『リカバリー・ディスク』『再セットアップ・メディア』が作成可能なモデルが減りましたが、作成できるモデルも存在しています。(2023年現在)
回復ドライブよりも、信用できる手段なのでこちらが作成できるモデルでしたら、回復ドライブよりも先に作成しておく価値があります。
早い段階で実施しておくと助かる設定
アカウントは『二つ目』を作成しておくと安心
アカウント、特にマイクロソフト・アカウントは、サインイン時のトラブルが多く、サインインできない(= デスクトップが表示されず使えない) 事例が多く報告されています。
このような事例に対策をしておく方法は、ローカル・アカウントで構わないので、管理者権限を付与したローカル・アカウントをひとつ余計に作成しておくことです。
データ復旧も、パソコン内に保存しているものであればこのアカウントを通じて、救出することも可能です。(OneDrive内のデータは別の方法で救出となります。)
BitLockerは解除しておくと便利な場合が多いです
意図的にセキュティーを意識されている方を除いて、BitLockerがトラブル発生後の足かせになる場合が多いです。
【設定】アイコンから、検索窓で『BitLocker』と検索し、暗号化の設定が有効になっていないか確認しておいてください。
参考記事:『BitLocker暗号化とは何か?あなたに必要な機能?(確認と解除の手順)』🔸
一通りインストールや設定が済んだらシステムイメージを作成
システムイメージは、暗号化が施されていると機能しません。
(C)ドライブ全体をイメージ化して保存できる機能です。Windows OSに古くから存在するバックアップの仕組みのひとつです。
当店スタッフの多くは、新しいパソコンを購入すると、
・インターネット(Wi-Fi)設定、メール設定、各種ソフトのインストール、プリンターの設定、オフィスソフトの初回設定などが終わったタイミングでこの『システムイメージを作成』しておく者が多いです。
DVDなどのメディアだと圧縮機能も発揮されますので、データ量が30~40GBだった場合でも、DVD 3~4枚で済むので経済的です。もちろんUSBメモリや外付けHDDでも作成可能ですが、圧縮機能は働かなかった記憶があります。