バックアップをする際に 使用する機材や環境の選び方

バックアップは道具と環境選びが大事なんです

バックアップをする習慣があまり無い方が、バックアップを実施しようとする時にハマってしまうトラブルなどについてまとめておきます。

関連する記事はこのキーワードで検索できますので、シリーズをお読み頂くと理解が深まります。
当店サイト内で『バックアップ 格言』を🔍検索


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

バックアップメディアの選び方

そのへんにあったUSBメモリをひっぱりだしてきて使用する

バックアップの習慣が無かった方は、いつも利用しているバックアップ先(メディア)が決まっていない方がほとんどです。本来、大事なデータのバックアップ先なので、そのメディアがどのように利用されていたのか把握しておくことも重要 なのですが、この配慮が足りなくて、ずーっと昔に購入したUSBメモリーにバックアップを実施してしまい、パソコンが故障していざバックアップしたメディアに頼ろうと思っていたら、そのUSBメモリも壊れていた・・・みたいな事例を良く目にします。
対策! ちゃんと管理されているメディア、もしくは比較的新しいメディアを利用します。
対策! バックアップを1箇所ではなく2箇所以上に行い、被害の可能性を下げます。

データの保存先はケチらないこと!

いつ購入したか判らないような古い外付けハードディスクを引っ張りだしてきて、ここにコピーしておこうと思った時は、このハードディスクが何年前に購入したものか?通算でどのくらいの時間(期間)使っていたものなのか?慎重に吟味してください。
パソコンも経年劣化で故障しますが、外付けハードディスクなども経年劣化で壊れます。
ひんぱんに利用している、あまり使用していないには、あまり関係なくパタっと故障します。
データをバックアップしておくことはもちろん大切なことですが、コピー先の製品の品質についても、考えるくせをつけておいてください。

バックアップに使用する機材の選び方

久しぶりに使う機材を使用しない!

格言!バックアップという大事な作業は、信頼しているパソコンで行うこと。

意外と多い事例ですが、コピー(バックアップ)するだけだからと、自分が良く使う実績のあるパソコンを使わずに、しばらく使っていなかったものとか、調子が悪くて二軍扱いにしていたパソコンでバックアップを実行し、コピーをしている最中に何らかのエラーが発生し、データがおかしくなった・・・という事例があります。
元のデータを間違いなく、コピー先に保存することは意外と重要な機能で、日頃からちゃんと稼働している実績のある機材を使わないと後で泣くことにもなります。バックアップをする時は、あなたが信頼しているパソコンを使って作業を行いましょう。

関連するトラブル事例
・調子が良くない機材をバックアップに使用しない。
・最近購入した大容量のハードディスクを、Windows Vista以前のパソコンで利用したら問題が発生した。

古いOSが稼働しているパソコンを利用しない!

新しいOSが搭載されているパソコンで扱われているデータを、古いOSが入っているパソコンで扱うと、誤動作することがあります。バックアップ作業には、日々使っているパソコンと同等かそれ以降の新しいOSのパソコンを選んでください。

フォーマットにも注意が必要です

HDD、SSD、USBメモリ、SDカード・・・メディアは全て『フォーマット』された環境にデータが格納されています。
このフォーマットには種類があって、異なるフォーマットの間でデータをコピー(バックアップ)すると、扱えない形式のデータが存在することがあります。
パソコンはこの点において、あまり親切ではないので『フォーマットが違うのでコピーできませんよ』という通知ではなく、『データが破損しているか、異常を検出しました』みたいなショッキングなメッセージを表示します。
このあたりのスキルに自信がない方は、最初のバックアップ時にはパソコンに詳しい方か、パソコン屋さんなどに支援を受けながら実施すると安全にバックアップが行えます。