Microsoft社が提供するマルウェア対策ツールや検知・駆除に関する情報

不安に思った時に助けになる情報かもしれません

パソコンを利用されていて、動作の不自然さや遅さを感じた時に故障によるものではなく、ウィルスやマルウェアの感染によっものかと想像してしまう場面があるようですが、そういった時にWindowsの開発元であるMicrosoft社でも色々な切り口で関連ツールや環境の提供があります。
できるだけ早く、予算をかけずに調べたいという方にはひとつの情報になると思います。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

利用の前の注意事項 (1)

パソコンのトラブルは、パソコン自体の故障から発生するものと、うィルス感染などによるものとがあります。
見た目で判別できない場面も多いので、速い段階から『ウィルス感染に違いない』と断定しないよう注意が必要です。最初の行動は間違いなく『個人情報の保護』であり『バックアップ』です。
また作業中は、LANケーブルを外したり、WI-Fiへの接続を切断したりと、ウィルス感染であっても被害が広がらないようにする対処も必要です。

利用の前の注意事項 (2)

ウィルス対策ソフトや、ウィルス侵入検知ツールは、既存のウィルス対策ソフトと競合(バッティング)することがあり、不具合となる場合があります。すでにインストールしている社外製品のウィルス対策ソフトがある場合は、ここで紹介する方法を試す前に事前の準備をお願い致します。

インストール済のウィルス対策ソフトを更新する

既存の対策ソフトがあるなら、このソフトを活躍させられないか検討が必要です。
・有効期限があるものならば、更新して最新版にした上でスキャンする。
・有効期限が切れているなら、アンインストールしてから別の方法でスキャンする。

Microsoft Defenderならそのままで大丈夫かと

Microsoft標準のDefender(Windowsセキュリティ)でしたら、そのまま実行が可能と思われます。

Microsoft社が提供する検査ツール・検査環境

Microsoft セーフティ スキャナー

Microsoft社が提供する、インスタントのスキャナー(検査ツール)です。インストールして利用するタイプではなく、使い捨ての一回限りのツールです。利用可能期限も10日と短いので、使うときにダウンロードしてきてすぐに利用(実行)するというスタイルです。32bit版と64bit版は別々のプログラムになっています。

LinkMicrosoft セーフティ スキャナー ダウンロード
※ Microsoft社はURLの変更が頻繁に行われます。リンクが切れていた場合は『セーフティ スキャナー』で検索してみてください。

Windows悪意のあるソフトウェアの削除ツール

別名 MSRT:Windows Malicious Software Removal Tool と呼ばれています。日本では『悪意のあるソフトウェアの削除ツール』で呼ばれることの方が多いように感じます。ちょっと専門的なイメージがあるので、一般の方向けにというならば、オフラインの検査から始めるのがお手軽かもしれません。

LinkMicrosoft:Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
ダウンロードサイトの直接リンクです。(64bit版のリンク)

Microsoft Defender オフライン版

Microsoft Defender Offline という名称の機能ですが、これはインストールされているWindows Defenderの機能を使ってスキャンスルものです。
呼び出し方法は、
【スタート】-【設定】-【更新とセキュリティ】-【Windowsセキュリティ】-【ウィルスき脅威の防止】の順でメニューを進み、現在の脅威の項目に【スキャンのオプション】があればクリックします。
ここで、【Microsoft Defender オフライン スキャン】を選択し、【今すぐスキャン】を実行します。

もともと、Microsoft Defenderがウィルス対策ソフトとして動作していた場合、同じ検索エンジンになりますので効果が期待できるのかと言われると・・・ですが、このような方法もあるよ、ということで記載しておきます。