非アクティブな Google アカウントに関するポリシーを更新します、というメールの解説と意味
届いたメールを元に読み解こうとします
当店ではパソコンやITサービスに関して色々なご相談を頂くことが多く、ある時期に同じような質問が増えることがあります。そういった質問の中から『これは今後も増えそうだぞ』と思われる内容について備忘録を作成し、同じようなご質問に効率よく対応しようと試みているものです。
ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。
非アクティブな Google アカウントに関するポリシーを更新します
メールの題名(タイトル)がこのようなものになっています。
メール全文
メール全体を引用します。この文章のあとで特徴的な部分の解説をします。
Google は、組み込みのセキュリティ保護機能を使用して Google アカウントに対する不正アクセスを防止することで、ユーザーとユーザーの個人情報の安全性とセキュリティを保護するよう日々努めています。ユーザーの安全性を保護するとは、プライバシー保護に関する強力なポリシーを導入し、Google のさまざまなサービスにおいて、ユーザー個人のファイルやそれに関連するデータの保存期間を最小限に抑えるということです。Google は、たとえユーザーが Google のサービスを利用しなくなっても、ユーザーの個人情報を保護し、アカウントへの不正アクセスを防止するための取り組みを行っています。
そのため、Google は Google のすべてのプロダクトとサービスを対象に、Google アカウントの非アクティブ期間を 2 年間に変更します。この変更は本日より有効となり、非アクティブな Google アカウント、つまり 2 年以内にログインまたは使用されなかった Google アカウントに適用されます。非アクティブなアカウントやそのコンテンツは、2023年12月1日から削除の対象となります。
この変更による影響:
Google アカウントが 2 年以上非アクティブな状態である場合、または Google サービスへのログインに Google アカウントを 2 年以上使用していない場合を除き、今回の変更による影響はありません。
上記の変更が本日より有効になることに伴い、早ければ 2023年12月からアカウントの削除が開始されます。
非アクティブであるとみなされたアカウントについては、Google がなんらかの措置を講じたりアカウントの内容を削除したりする前に、ユーザーのメールアドレスと再設定用のメールアドレス(登録されている場合)の両方に、Google からリマインダー メールを複数回送信します。このようなリマインダー メールは、ユーザーのアカウントになんらかの措置が講じられる 8 か月前までに送信されます。
Google アカウントを削除した後、新しい Google アカウントを作成する際に、削除したアカウントの Gmail アドレスを再び使用することはできません。
アカウントを保持する方法Google アカウントを保持するには、少なくとも 2 年に 1 回アカウントにログインするのが最も簡単な方法です。過去 2 年以内にユーザーがログインしている Google アカウントは有効とみなされ、削除されません。
アカウントを保持するには、以下のような方法もあります。
メールを読む、送信する
Google ドライブを使用する
YouTube 動画を見る
写真を共有する
アプリをダウンロードする
Google 検索を使用する
「Google でログイン」機能でサードパーティ製のアプリやサービスにログインする
このポリシーには一部例外があります。たとえば、YouTube のチャンネル、動画、コメントがある Google アカウント、お持ちのギフトカードに残高がある Google アカウント、公開中のアプリがある Google アカウント(Google Play ストアでアプリをホストしているアカウントなど)は削除されません。このポリシーのその他の例外については、こちらをご覧ください。Google では、Google アカウントの管理に役立つツールや、データをバックアップするためのさまざまな手段を提供しています。たとえば、Google データ エクスポートを使用して自分のデータをダウンロードしたり、アカウント無効化管理ツールを使用して、アカウントを利用していない状態が一定の期間続いた場合に自分のデータをどうするかを指定したりできます。
Google は、ユーザーが自分の意志に基づいて、できるだけ簡単に自分のアカウントを保持できるようにすることを重視しています。今回の変更の影響を受けるアカウントに対しては、事前に十分な通知を行います。そのため、削除対象のアカウントに対しては、Google アカウントとその再設定用のメールアドレス(登録されている場合)に事前にメールで通知します。再設定用のメールアドレスが最新の状態であることを確認してください。
詳細
無効な Google アカウントに関するポリシー
Google が収集したデータの保持
Updating our inactive account policies (英語でのみご利用いただけます)
よろしくお願いいたします。
Google アカウント チーム
特徴的なところ
この記事は2023年8月に書かれています。ここ1カ月くらいで届いているメールについては以下のような特徴があります。
アカウント削除までに数回案内を送信するとありますので、別バージョンのメールが送信されることは可能性があります。
✅ 宛て先名称は書かれていない (Google ID 所有者の名前は記載していない)
大事なお知らせなので、登録名称が先頭に書かれるタイプのメールかと思いきや、一切の個人情報はありませんでした。
✅ 予備のメールアドレスには送信していない
Google IDから生成されるメールアドレスのみに送信しています。
以前、2年の経過後に削除される可能性があると予告のようなメールは予備のメールアドレスに送信されていました。
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メールの意味
このメールの意味することろは、ただ一点のようです。
✅ このメールを起点に正式に2年のルールを適用します を正式に通達。
ただし、このメールが届く以前からサービスを利用していない、サインインを休眠アカウントの状態にあるアカウントは、最短で 2023年の12月に削除が始まる という状況を伝えています。
前回が予備アドレス、今回はGoogle IDに送信していることから、連絡先全てにメールを送信したことになり、『知らない間に勝手に消されてしまった』といういちゃもんを回避する目的なんだと思われます。
行うべき対処
この期間内に定期的にGoogleサービスの利用、サインインなどの行動を行うこと。
消された後から復活させることはGoogle社のスタイルから推察し難しいと思われますので、便宜を図ってもらうつもりで『削除されてもすぐ申請すれば復活できるだろう』などと甘い考えは持たない方がよいです。
大事なGoogleアカウントは、消されないよう事前にしっかりと利用していることを示して、回避すること。これしかありません。