お使いの OneDrive が間もなく削除されます、というメールについて解説
問い合わせがあったので解説しておきます
お世話になっている方から、このような内容で相談がありましたので、ついでに備忘録として記事を作成します。
ITサービスを提供する企業(Microsoft、Apple、Google、Yahooなど)は、定期的に利用されていないアカウントの整理を行うため、文章の内容は異なりますがアカウントの削除を予告するメールを送ってきます。そして、その仕組みを悪用し、偽のアカウント削除予告メールを送りつけ、詐欺サイトに誘導する手口も多く存在します。 皆さんも、利用している企業から送られてくる、メールの真贋を見極める必要がありますので細かいところに注意して確認してください。届いたメールの内容をいきなりクリック、これはかなり危険ですよ。
ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。
目次
大前提として気をつけること
偽メールも多いジャンルなので、メールの真贋を判断する時間をたっぷり取ってください。
偽メールにひっかかる多くの人は、ここでメールの指示に従ってしまう方です。
いきなりクリックして確認を始めないこと
何のことだか判らないが、とにかくクリックして作業をしようかと行動を起こすのは危険です。
最初にすべきは、このメールが本物か?偽物か?の判断からです。
もし、作業を始めるにしてもメール内のクリックは極力利用しない方向で作業をしてください。
そもそもMicrosoft Accountを所有しているか?
所有するアカウント名称と届いたメールアドレスに違いはないか?
所有していなかったり、所有しているアカウント名と異なるメールアドレスに届いている場合は、偽メールです。
※あなたがアカウントを所有していることを忘れている場合を除く。
届いたメールの内容について
メールに書かれている内容についてポイント解説します。
メールの内容(引用)
田 Microsoft (ロゴマーク)
お客様のクラウド ストレージは現在非アクティブになっており、まもなく削除されます
(イラスト)
お客様の 【アカウント名 (メールアドレス)】 個人アカウントは 2 年間使用されておらず、現在凍結状態になっています。お客様のファイルはまだ残っていますが、OneDrive とそのアカウントに現在保存されているすべてのファイルは、OneDrive にサインインして 再度アカウントを有効化していただかない限り、 undefined を以て削除されます。
アカウントの凍結の意味について詳しく見る。ストレージ容量を増やす 注:このメッセージは、個人のクラウド ストレージ アカウントにのみ適用されます。このメッセージは、あなたが併せて所有している可能性のある職場または学校のアカウントには影響しません。
アカウントを再度有効にする
メールの解説
ロゴマークやイラスト画像が数カ所含まれています。将来のデザイン変更に配慮して引用はしていません。
お客様のお名前は表示されず、マイクロソフトアカウント名 (メールアドレス) で表記されています。
引用元のメールアドレスには、何カ所はクリック可能なリンクが配置されていましたが、この引用では取り払っています。青い文字のところはクリック可能でした。
メールが伝えたいこと
アカウント取得して、最後にOneDriveを利用して 2年間利用がなかったようです。
利用実態と合わない場合は、ここで偽メールも疑ってください。
すべての情報や指摘内容に違和感がない場合は、メールを本物と仮定して(まだ仮定です。) 今後の作成について検討してください。
あなたの対応 (選択肢)
a. このまま放置してOneDrive の内容を放棄する
b. 必要なデータだて、手元に残してOneDriveを停止(解約)する
c. サインインしてOneDriveの利用を継続させる (自動凍結を阻止する)
a.ですべきこと
ありません。このまま放置すれば勝手に凍結され、データは消去されます。
偽メールであった場合、偽メールを疑っている場合も同様に放置で構いません。
b. ですべきこと
手順は一番手間がかかります。
凍結を解除する、必要なデータをOneDriveからダウンロードする、不要なデータをOneDriveから消去する、OneDriveの利用停止手続きをする。という流れです。
c. ですべきこと
後述のサインイン方法に従って、OneDriveにサインインして、凍結解除の手続きを行います。
画面上で凍結解除の表示がでるまで作業を行います。有料プランへの誘導が多く表示されますが、誤って有料プランを選ばないよう注意が必要です。特に試用するという文言に注意。
対処作業時に気をつけること
メール内のクリック可能なところを極力使わないようにします。
具体的にはOneDriveへのアクセスとなりますので、OneDriveは検索から到達するか、
下記の https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage
などのURLから直接はいるようにしてください。
メール内のリンクを使わなければ、万が一メールが偽メールであったとしても、被害を防ぐことができ、またOneDrive内の表示(状態)と異なることも気付けるので、最終的にメールの真贋がはっきりします。
判断や作業に自信がない場合は・・・
PCやインターネットサービスに詳しい方が近くにいない場合は、当店のような【パソコン修理・メンテナンスの専門店】に相談するのも手です。お住まいの地域で相談に行けるところで探してみてください。当店は栃木県宇都宮市、インターパーク商業地域に店舗がございます。