メモリは8GBで良いのか?16GB必要なのか?の論争に終止符を打ちたい

ものすごく話題になるのは、メモリの話

当店でもパソコンを販売しているので良く聞かれますし、ネットの記事でも定期的に登場する話題です。
気をつけなければいけないのは、ネット記事の多くで『それメーカーさんからの案件なのでは?』と思わせるような、妙に断定的な記事を拝見します。この記事では販売サイドの思惑を横において、できる限り購入者さんの利点で『8GB、16GB問題』に終止符を打とうとしてみます。


ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。

メモリ単独では語れない、性能御三家の話

メモリは、パソコンの動作性能に影響する部品です。勝手に『性能御三家』と呼びます。
メモリの搭載量が多ければ、パソコンの動作は速くなる(性能が良くなる)のか?と言われると、必ずしも『そうではありません。』となります。
パソコンの性能は、CPU世代と性能、メモリ搭載量、ストレージ種別(HDD SSD)で決まります。

極端な例として、Celeron(セレロン)のパソコンを購入し、動作速度が遅いのでメモリを増設しても、あまり速くはなりません。
アップグレードしてWindows10にした時代のパソコンが遅くなったので、メモリを増設してもそんなに速くはなりません。

CPU性能、メモリ容量、ストレージの種類がバランスよく高性能になることで、速くなります。
メモリ容量を語る前に、お約束事項としてお伝えします。

先に結論

2025年時点で、Windows 11が稼働しているパソコンについて『8GB か 16GB か迷っている』方へ以下のようなアドバイスをします。
✅ あなたが使うプログラムの種類と、同時に起動させるプログラムの数で決まります。
✅ パソコンの利用方法は、ひとそれぞれなので一律に『●●GB』と決まるものではありません。
✅ 動作が重たいブログラムを使用する方は、メモリを多めに、
✅ ブラウザのページや、プログラムを同時に沢山開く場合は、メモリを多めに、
✅ どれにも該当しない方は、メモリは普通で、大丈夫です。

キーワードは、パソコンで動作されるプログラムの種類。重たいソフト、軽いソフト、それぞれについて推奨されるメモリ容量を記します。

重い使い方をされている方へ

次に該当するようなソフトを利用されている方は、重たいソフトを利用されている方と認識してください。
3D CAD/CAM系ソフト、Adobe(アドビ)やクリスタに代表される画像や動画の編集ソフト、カメラ業界で使う現像や加工をするソフト、撮影や配信で利用する動画編集や配信に関係するソフト、3Dの綺麗な画像で楽しむゲームソフト などなど。

ここに記載されているジャンルのソフトウェアを利用される予定の方は、CPU・メモリ・ストレージ の性能について、検討をしより良いもの、メモリについては沢山搭載すると良いです。16GB~32GB程度を視野にいれてください。(状況によっては64GB以上もありえます。)

軽い使い方をされている方へ

ここで紹介するソフトは、比較的動作の軽いソフトです。同時に沢山動作させることさえなければメモリ容量は、8GB程度で十分じゃないかと思います。(2025年現在)
オフィスソフト(WordやExcel)、ブラウザー(Edge/Chrome)、2D CADソフト、動作の軽いゲーム(ゲーミングPCを必要としないもの)

気をつけることは、ブラウザーなどでタブを沢山開く傾向がある方は、そのページ数によっては『重たいソフト』扱いになる場合がありますので、ご自身で『ページを沢山開いたままにしがちだな』と思われる方でしたら、メモリは多めにしておいた方が良いです。

あなたはパソコンで何をしたいのか?購入前の作戦が大事

パソコンの購入前にメモリ容量を検討しようとする方がいらっしゃいますが、順番が逆です。
今回のパソコン購入で、あなたは何がやりたいのか?どんなソフトを動かす予定があるのか?が大事です。
初めてのジャンルに手を出す場合は、まだ何をしたいのか判らないなんてこともあります。
【例】PCの講座に参加し、CADのイロハを学習する
【例】転職を機にスクールでオフィスソフトなどの講習を受ける
そういう場合は、関係する方々に『どの程度のPCが必要なのか?』ヒアリングするのが効果的です。

格安PCを検討される際は

Amazonを始め、ネット上でのみ販売しているようなメーカー・ブランドのパソコンが目立ちます。
検索をして、安いものから検討をすると、結構な確率でヒットしてきますが、こういう商品の多くは、タブレット製品の部品を活用して製造したものが多く、メモリなどの増設ができなかったり、ストレージ(SSDではなくeMMC)が取り替え・交換ができない仕様だったりと、後で困る事例が多いようです。

新品なのに、妙に安い価格のものは、『何かトラッブが無いかな?』と疑ってかかるようにしましょう。足りなければ後でメモリ増設すればいいやと、安いものを安易に購入してしまうと、詰んでしまいます。