Microsof Office 2024で大きく変わったところ (変更点)
相変わらず高価ですが、嬉しい変更も多くありました
永続版Office製品の新バージョンが発表になりました。実際に販売も開始され、色々な変更点が見えてきましたので、判明したところから解説してゆきます。
一言で言うと、Home版の売れ行きが伸びそうです。
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目次
Office 2024の変更点 (以前のバージョンと比較して)
変更点1. Personal版がなくなり、Home版が追加に
製品のラインナップを見る限り、Personal版が担っていた役割がHome版に委ねられた感じですね。
構成ソフトの顔ぶれが変わったようです。(後述)
※ 名称を似せてしまったせいで利用者が混乱する可能性も? (どうして、両方にHomeと入れたのか?)
変更点2. 対象OSの区別が無くなった
今まで伝統的にWindows版、Mac版と、別々なパッケージで提供されていましたが、今回からOS種別を問わず個人利用で最大2台まで稼働させることができます。 地味ですが、かなり嬉しく思った方も多いと思います。
Windows 1台、Mac 1台を所有する個人ユーザは、ひとつの永続版を購入するだけで 2デバイス大丈夫になります。
異なるデバイスで利用する制約からMicrosoft 365を選択していた方も、利用デバイス数によっては永続版の選択肢が復活する可能性が出てきました。
変更点3. Homeエディションに『Power Point』が付属する
今までの常識だと、パワポ(Power Point)がいらないならPersonal版、パワポが必要ならHome&Business版という選択肢でしたが、これがガラっと変わります。Home版にもPower Pointが付属します。
ただし、Outlookも必要かどうかで迷うことになります。
変更点4. Home版から、Outlookが外れることに
今までは、Personal版、Home&Business版、いずれにもOutlookが搭載されていましたが、今回からルールが変更になります。
Home版には『Outlook』が含まれません。(今風に言うと、Outlook(Classic)が付属しません。)メールの読み書きなどでOutlookを利用されていなかった方には、とても朗報ですが、どうしてもOutlook(Classic)も外せないという方は、Home&Business版の購入が必要です。
✅ メールだけの利用でしたら、Outlook(Classic)を利用せず、プロバイダが用意している各種ウェブメールへの切り替えを検討するタイミングなのかもしれませんね。(もしくは、outlook.com、Outlook(New) などの代替?サービスを利活用するとか。)
販売方法と商品パッケージ
デジタルライセンス版
オフィス付き(プレインストールモデル)のパソコンを購入する場合、そのほとんどが『デジタルライセンス版』になります。購入後のセットアップ(初回設定)において、オフィスを起動させ、パソコンに記録されている電子情報化されたライセンスをご自身のマイクロソフトアカウントに取り込む方式です。
ライセンスコードが記載されたカードの付属がないのが特徴です。Windows 11 Homeが搭載されたパソコンを中心に現在主流になりつつある方式です。
✅ 商品の箱を開けたときに『あれ?オフィス付きのPCを買ったのに、オフィスのカードが入っていないぞ!』と騒ぎになるのは、デジタルライセンスに移行してからの『よくある話』です。
ダウンロード版
ECサイトなど、Microsoftから許可を得てソフトウェア(ライセンス)を販売しているサイトから、インストールに必要なライセンスコードだけを購入する方式。【別名】ダウンロード版、オンラインコード版。購入したECサイトでさ溜めされた手順に従ってコードを取得し、インストールに必要なプログラムを入手し、オフィスを導入します。比較的パソコンの知識を求められるので、中級者以上の方にお勧めする購入方法です。
✅ 購入時に商品の配送がないので、購入直後にインストールが始められます。ただし、購入直後の作業が煩雑だったり、手間取ったりする事例も多いので、善し悪しがあります。
❌ コードの購入を行う場合に注意が必要なのは、正式でない販売形態で法律的に微妙なライセンスを売っているところがあります。オフィスを安く購入しようと検索すると、だいたいこういうあやしい商品にぶつかります。ソフトウェアの世界は皆さんが思うよりも多くの『グレーな商品~海賊版』が存在しますので、ご注意ください。
カード版 (POSAカード)
量販店やECサイトなどで購入できる、オフィスのライセンスが記されたパッケージ。【別名】永続版、パッケージ版、POSA版など。開封すると中に銀色でこする部分があって、コインなどで軽くコスると専用の番号がでてきます。通常は、 https://www.office.com/setup/
からサインインして導入を開始します。
お近くの量販店などで購入できる場合は、今までの購入イメージに一番近くて、安全な購入方法かもしれません。
サブスクリプション版 (Microsoft365)
これは、期間を決めてソフトウェアをレンタルするような購入方法です。【通称】サブスク版。購入の名称は変っていて、Microsoft365(以前はOffice365)と呼ばれ、最短一カ月から利用(契約)することが可能です。利用台数が多い方だと、こちらの購入方法の方が割安になる場合もあります。
❌ 購入方法自体、少しパソコンやネット契約の知識を必要とします。サブスクのような購入経験のない方は、詳しい方に手伝ってもらうか、安全に購入・契約できる工夫をして臨んでください。