純国産ブラウザー「Kinza」って何者?当店スタッフによる感想

純国産っていうから期待しちゃったけれど

純国産ブラウザーって書かれていたのでちょっと期待してしまったのですが、何のことはないChromium派生ブラウザーでした。
※Chromiumは、オープンソースで開発されているプロジェクトであり、Google chrome は、Google社がそれを拡張し製品化したものです。(Chromium自体もGoogle社が牽引役となっている事業です。)
国内の企業が、まったくの一からプログラムを開発して、、、という意味の純国産ではありませんでした。

現状は開発中バージョン

基本的な考え方は、現在開発中の Chromium に、自社独自の機能を載せたものが Kinza です。ですから、Kinza で独自に搭載した (もしくは搭載する予定) の機能に興味がない方は、普通にChromium / Google Chrome を使った方が安定しています。
バグの発生要因は、Chromium 開発の方からと、Kinza 独自機能からと二系統あることを意識しておいてください。

速いのかな?

いや。そんなには速くないかも。
メモリ多め(8GB)環境でも、まぁ元々メモリーの多い環境でないと、Google chrome は性能がでないので、そういうところは似ています。

現時点でのニーズは?

Kinza独自機能に興味があるかたは、触ってみてもいいかもしれませんが、
その他の要素 (例えば純国産とか) にひっかかって、テストしてみるのは不要かと。
ある程度形ができて、方向性が定まってきて、そのあたりからでよいでしょう。
とにかく、よくも悪くもベースが Chromium なので、Kinza でないとダメという機能などをどのように搭載するか、安定性の確保をどう維持するか、そのあたりを今後も静観してゆきたいと思います。

バンドル版での配布も始まっているようですが

まだ実物は見ておりませんが、Kinza をバンドルしたパッケージなどもあるようです。
インストールされるプログラムの管理にもご注意ください。


本記事は、Kinza 3.3.0 のバージョンにて評価しています。
今後の変更などにより、記事の内容が合わなくなる場合があります。ご了承ください。