いまさら聞けない格安スマホのこと(2) SIM契約の種類
契約をすれば、全てが使える訳じゃない
今までずっと、ケイタイショップの店頭で契約や更新をしていた方だと、すべての契約が、ほぼひとつになっているという認識だと思いますが、下記の項目は、SIMフリーの世界では全て別々のものになります。
SIMの契約で確認すべき項目
格安SIMと契約をすれば、全ての費用が安くなるという訳ではありません。貴方の使い方によっては逆に高くなるような組み合わせが結構あります。ちゃんと吟味して損をしないようチェックしてください。
電話 (MNP)
新しく契約するSIMフリーの契約において、電話番号をつけるか、今までの番号を持っていく(MNPする)のか、それとも 050の番号を取得して、IP電話で済ませてしまうか、ということです。格安SIMの大きな売りは、データ通信料が安くなるということなので、極端な話し、SMS と データ通信だけは契約するけど、電話番号は不要という契約が可能ですし、コスト削減の恩恵を受けやすい契約だということです。
二台持ちという選択もあります。興味があればお調べください。
月々の契約料も費用が異なっていて、
・データ通信専用 (IP電話が付く組み合わせも有り)
・データ通信 + SMS機能
・データ通信 + SMS機能 + 電話番号を付与
という順で、月々の費用が高くなります。電話番号を移行・もしくは付与する場合には、通話料に関することも考慮しなければならないので、追加契約なども参考にしてください。
SMS
ショットメッセージの機能というべきでしょうか。会員登録や、個人の認証など (例えば二段階認証など) でSMSに送られてくる番号を確認画面に入力してください、なんて機能を使っている方はSMS を利用可能にしておかないと、あとで苦労をします。これも追加費用なので、月々の費用に差が出る場合があります。
SMS は一切使わず今後も予定が無い、連絡は電子メールなどで100%対応可能です、という方はSMS は無しでも大丈夫です。
データ通信
インターネットの閲覧や、アプリによる通信など、インターネット上のデータ通信を快適に行う権利のようなもので、単位はデータ量である『GB (ギガバイト)』を用います。ご自身で契約したデータ量の間は、そのスマホで通信できる最大限のスピードで通信をします。契約したデータ量を越えて通信する場合、そのままだと通信スピードがぐっと下がりますし、元のスピードを回復させるには、チケットのようなものを購入して、スピードを回復される方法もあります。
うまく契約しないと、このような事例 もありますので、データ量の契約を調整することも必要となります。
追加契約
電話(通話)であれば、通話し放題プラン、5分とか10分とかの短時間通話がかけ放題、IP電話の契約をして、そのIP電話同士なら通話料が無料、など色々なプランがあります。
昔の様に、家族間割引で通話無料とか、ソフトバンクみたいにホワインプラン同士なら通話無料などの大幅割引がないので、通話がある程度発生する方は、移行前と移行後で本当に支払い総額が下げられるのか吟味が必要です。
複数回線の契約において、データ量を分け合えるような契約があるそうです。
特定のアプリやサービス利用時に、契約したデータ量にカウントされない(カウントフリー)特典がある事業者もありますので、よく使うアプリがある方は、そういう目線で割引や追加契約などの特典をチェックしてください。