Macbook A1181 Snow LeopardにEl Capitanをインストールする話 (解決編)
私の中の解決であって、万人に向けた解決法ではない
正直なところ、SSDに載せ替えてOSをクリーンインストールをするという意味で、こんなにも苦労をするとは思っていませんでした。古い機種へのサポートをバッサリと無くす伝統のAppleでは珍しくないのでしょうが、今回はこんなウルトラCで急場をしのぎました。
この記事が役に立つのは、
・Time Machineに新しいOSのデータを持っていて、
・リカバリーDVDが、10.6 などの古いバージョンで、
・DVD を使ってOS Xを更新していっても、最新に近いところまで更新されない。
という場面です。こまかく解説していきます。
なんとかして、Time Machineデータを使って回復させる
手持ちの道具のおさらい
・OS X リカバリーDVD (10.6 Snow Leopard)
・Time Machineデータ (当方の場合、10.11 El Capitan)
回復方法の説明
今回成功した手順は以下の通りです。
1. 手持ちのOSメディアで、OS X (10.6) をリカバリーする。
2. そのバージョンでの更新プログラムを適用する。
2-b. (追記) OS X 10.6.8 統合アップデートを実施し更新する。
3. Mac App Storeに接続し、EL Capitan をダウンロードし、インストールする。
4. このインストール作業は、エラーで中断する。(当方の事象)
5. 画面の指示に従い、再起動する。
6. option + command + R を押しながら起動する。
7. メニューが出て、再インストール他、四択くらいのメニューから、
Time Machine による回復を選ぶ。
8. 回復データが入ったデバイスを接続する。
9. あとは、Time Machineの指示に従って指示をし、回復させる。
10. 回復が正常終了し、再起動するとTime MachineデータのOSが回復している。
不完全な状況でも最新OSのプログラムが利用され、新しいTime Machineが動作していることが功を奏しているのだと思います。
リカバリーディスクのみでは、最新のMac OSまで更新することはできません。故障する前に採取したTime Machineのデータは必須となります。(うちの環境の場合。この型番全てで発生するのか否かは不明。)
2019/06の時点で、OSが 10.9 Mavericks だった場合は、自力でアップグレードし 10.11 El Capitanにできたので、Time Machineのデータが 10.9 以降であれば、10.11 の最新OS(A1181の最終バージョン)まで更新できるんじゃないかと推察します。
もし私が、10.9 Mavericks のインストールDVDを所持していれば、今回のインストール手順も、Mavericks をインストールして、App Store で更新して、10.11 El Capitan で終了だったのかもしれません。10.9 Mavericks のインストールメディアをお持ちの方で、古いMacを活用されている方は、このメディアを大事にされてください。
今回の事例を体験して思ったこと
今回のような事例を体験すると特に感じるのが、インターネットから自動的にリカバリーができる機能がとても有益だということ。この機能さえ付いていれば、リカバリーしてタイムマシンで済んでしまう話ですものね。
私と同じく白いポリカのMacbook を愛用されている方は、くれぐれもTime Machineのデータを作成しておいた方がいいです。取ってあっても、このくらい苦労する可能性があります。
サードパーティー製のHDDクローン関連ソフトの活用も、視野に入れておくのも宜しいかと。
未解決事項
動作対象と言われている、2009年前期モデルへの、El Capitan のアップグレード。
なぜうちのMacbook A1181では、エラーして更新できないのか ?
OS XインストールDVD (10.9 Mavericks)を作成したはずなのだが、どこにしまい込んだか?