Google Mapをナビとして利用する時の特徴と注意事項
Google Mapは優秀なサービスですが、クセがあるので注意が必要
Google社からGoogle Mapサービスが提供され、かなりの年月が経ちます。
もう改めてGoogle Mapの説明はいらないよ! と仰る方も多いでしょうが、春先などはスマホデビューの方も多いですし、ゴールデンウィークなど大型連休中の移動にも沢山利用されると思いますので、Google Mapの特徴(クセ)を理解して、快適なマップライフの手助けができればと、この記事を作成しています。
目次
ナビとして使う、Google Map
簡単に箇条書きでまとめます。詳細はそれぞれの項目をお読みください。
✅ ナビは検索開始前の条件設定を適切に行えるかが重要。
この設定の善し悪しで、ナビの品質がものすごく変わります。二度と使うか!と怒りだすレベルもあり得ますので慎重な設定が必要です。
✅ 自身の運転スキルと照らして、『無理』って思ったら入らない
実際のナビに従って運転中のことですが、直感で『この道は入っちゃダメ。私には無理。』と思ったら、その直感を信じてその道には入らない(曲がらない)でください。
✅ 発展途上のナビだと念頭に置いておくこと。変な道順は結構あります。
なぜこの道をナビした?みたいな実績は山ほどあります。製品版のカーナビと比べるとまだまだ細かな完成度に差があります。『無料のアプリで、カーナビみたいな機能が使えて便利~』くらいの寛容さと、ナビは絶対じゃないという警戒感を合わせながら利用する必要があります。
✅ 指示通り走らなくてもリルートされれば問題なし。心穏やかに
まじめな方ほどハマる気がしていますが、目的地へのルートはひとつではないことが多いので、通りたくない道を避けてもなんとかなります。『ナビが曲がれって言ったから~』と忠実に守ろうとすると、Googleナビトラップにひっかかります。
ナビは検索開始前の条件設定を適切に行えるかが重要
有料道路・高速道路を使わずに移動しようと思っている場合は、検索条件から【高速道路を使わない】の設定を行わないと、ナビ開始後にルート変更が提案された場合に、有料の区間を含むルートを『より早いルート』として提示され、その提案が通ってしまう 場合があります。
Google Mapナビ初心者が、ひっかかりやすい罠のひとつなので知らない方は、真っ先に覚えるテクニックです。
p.s. 『より早いルートが見つかりました。提案を受け入れる場合はタップしてください』みたいな音声が流れ、タップしていないのにその提案されたルートに変更されてしまったという、謎仕様に悩まされた時期がありましたが、あれは何だったのでしょうかね。
自身の運転スキルと照らして、『無理』って思ったら入らない
Google Mapは、シンプルに最短距離と混雑具合で最も早く到着すると判断しがちです。その道が通りやすいとか、道幅が広いとか、砂利道だとか、クネクネしてて走りにくいとかは、あまり考慮されていません。
2023年現在のGoogle Mapナビの特徴ですが、道でありさえすれば、どんな道でもナビします。 混雑具合の条件が同程度であれば、ひたすらに距離が短くなる方を選びます。たとえそこが、細かろうが、砂利道であろうが、です。
まるで『他人の庭先に迷い込みそうな道であっても、公道であればナビします。』
2023年に味わった実例ですが、エンジンが1L~1.3Lクラスの小型の普通乗用車で、物理的に通れない道をナビされたことがあります。(両側が壁で、道路幅が車の幅より狭いというケースで、バイクなどが近道として使っている道路でした。)
発展途上のナビだと念頭に置いておくこと。変な道順は結構あります
歴史が長い分、完成度がそこそこというイメージもありますが、地図のシステムに大きな変更が入ってから、ぐっと品質が落ちた (再構築をしている過程での混乱?) ような印象を抱いています。
実際に昔はちゃんとナビできてたじゃん!というルートでも、ナビの途中で『ここの道はナビったらアカンよ~』という区間を挟んできたり、(道幅が狭すぎて)通り抜けできないルートを指示したりと、かなり荒ぶっている印象を、ここ数年感じています。
カーナビ機能をスマホで無料で使わせてくれてありがとう!という感謝の気持ちが持てるくらいの、寛容さが必要な気がしています。
指示通り走らなくてもリルートされれば問題なし。心穏やかに
前の項目と内容はカブりますが、目的地へのルートはひとつではないことが多いので、『えっ?ここ曲がるの?』みたいなナビには従わなくても大丈夫な場合があります。リルートで代わりの道順が提案されますので、この案でいきましょう。
ただし、高速の乗り口や、峠道の入り口など、代替ルートがえげつなく遠回りにある場合もあるので、困ったら広いところで停車して、作戦を練り直しましょう。
運転中に地図の確認ができない、『一人ナビ』の場合は特に注意しましょう。