オフィスソフトの種類。あなたはどれを選択しますか?

オフィスソフトは、沢山の種類があること

パソコンにはつきものの『オフィスソフト』ワード(Word)とかエクセル(Excel)とかが使えるようになる、あのソフトのことです。世の中に存在するオフィス・ソフトが一種類だけだったら、この二行で説明は終わりますが、実はオフィスソフトはものすごく沢山あります。

沢山の種類があるという、この状況をご存じで無い方や、比較的初心者の方がパソコンの情報に接すると、誤った情報、勘違いしやすく書かれた情報によって、自分が必要としているものとは別のオフィスソフトを手にしてしまい、後悔するという事例が後を絶ちません。
この記事でどのくらい現在の状況を説明できるか自信は余りありませんが、できる限り現状に則した情報をまとめていければと思っています。

解説に入る前の予備知識

オフィスソフトとは、ワープロソフトや、表計算ソフトなど、お仕事に使えそうなソフトの種類を総括して指します。
Microsoft Officeとは、Word(ワード)と呼ばれるワープロソフトや、エクセル(Excel)と呼ばれる表計算ソフトなどを指す製品名です。
マイクロソフト(Microsoft)以外の会社や団体でも、ワープロソフトや、表計算ソフトを開発し販売や配布をしております。そしてそれぞれに『○○○○ Office』と自社で名付けた製品名があります。
ここまでが簡単な説明です。

あなたが入手可能なオフィスソフト

Windowsの世界で触れる可能性のあるソフトに絞って解説してみます。

本家本元のソフトウェア Microsoft Office です。Office PersonalOffice Home & Business といった何種類かのソフトを束ねたものに付く製品名もあれば、各ソフト単体で販売される場合には、エクセル(Excel)ワード(Word)パワーポイント(PowerPoint) というソフトウェアの名称そのものでも販売されています。ソフトウェアを買い切って利用する購入方法を『永続版ライセンス』と呼びます。メーカーから新品のパソコンを購入した際に付属するオフィスソフトウェアも、この永続版ライセンスに属します。(単独で購入する永続版とは少しだけ条件が異なりますが、ここではほぼ一緒と覚えておいてください。)
最近では、ほぼ同等の製品でありながら『サブスクリプション契約』と呼ばれる期間を指定して利用するソフトウェアの販売方法があります。オフィスさんろくご(Office 365)という製品サービス名がこれに該当します。ソフトウェアのレンタルのようなイメージに近いです。


後述の『こういう記載に気をつけよう!』にもあるように、中古パソコン販売の場面などでは、お客様がいかに『Microsoft Office』と誤認して買って頂くかという点に重きを置いて販売している会社さんが多数あります。(Microsoft Officeではない、別のソフトが付属するのにMicrosoft Officeが付属しているかのように錯覚させる販売手法)。法律的にはじっくり読めば判る感じでグレーゾーンな表記が多く、うっかり購入してしまった後はかなりの確率で購入者が泣き寝入りをするしかない状況も多く見てきました。
購入する際は、Microsoft Office 製品が付属していることをしっかり確認して購入してください。
初心者の方が選ぶべきソフトは、Microsoft Office 一択です。『他社のソフトでもそんなに変わりませんよ~』とか甘い言葉でセールスしてきますが、他社のものはしょせん他社のものです。少なくとも Microsoft Office との違いが判らない方が手を出すようなものではありません。 大事なことですので、太字で書きました。
どうしても、高くて手が出せないという方は、後述の 無料のオフィス製品 か、Microsoftが提供する無料サービス などを体験してみて、それで代替可能なのかどうか、確かめてからでも大丈夫です。オフィスソフトは後からでも購入できます。※ OSの組み合わせによっては、Office 365しか選択肢がない場合もありますが、購入は可能です。

Microsoftではない他社が開発し、販売している有償のソフトです。操作や機能に互換性があるとうたっていますが、互換率はあまり高くなく、今まで色々なソフトを試しましたが満足いく結果は得られませんでした。(個人的な感想です。)
Kingsoft OfficeWPS Officeはキングソフト社で中国の企業です。また、ソースネクストが販売している Thinkfree Officeは、韓国の企業が開発しています。海外のソフトが苦手な方は、これらの選択肢は避けられた方が良いと思います。


これら他社の有償ソフトを語る上で互換性の話しが出てきます。Microsoftのものと違いがある以上、常に違いを意識しながら利用することとなります。特に 自治会やPTAなど、他者からデータを受け取ったり、他者にデータを申し送りする場合など、互換性に配慮する場面が発生する際は、あなたが他社製ソフトを利用したせいで発生するトラブルの可能性についても考慮しておく必要があります。
中途半端にソフト代を負担するなら、考え方を変えてオフィスさんろくご(Office 365)などの期間を定めて購入する方法や、無料のオフィス製品を割り切って使い、引き継ぎ時に文書におかしなところはないか、時間を割いて確認をする方法も一考です。

営利企業ではなく、開発者のグループが無償で提供するソフトがあります。
有名なところでは、リブレオフィス (Libre Office) や、オープンオフィス (OpenOffice.org) が有名です。
他にも調べればあるとは思いますが、私が利用したことのあるものに限って、ここで紹介いたします。
マイクロソフトでも無償のサービスを提供しています。
インターネット環境が必須なのですが、Office ONLINE というサービスがあります。ブラウザーを使って、簡易的な(機能を限定した)ワードやエクセルが利用できます。
比較的簡単な帳票や文書でしたら作成可能ですし、マイクロソフトが提供しているサービスということで、互換性にまつわるトラブルが比較的少ないことが期待できるため、コストを抑えて、しかも互換性のリスクを下げられるという点で利用してみる価値は十分にあります。


もちろん、これらの無償ソフトも互換性に関しては100%ではなく、本家とは振る舞いが違ったりするところもありますが、とにかく無償で利用できるのは大きいです。インストールするソフトなのでインターネット環境がないところでも利用できます。また、インターネット環境が充実しているなら、オンライン限定で利用できる『Office ONLINE』も候補に挙がります。
これらで対応できないような本格的な帳票を使う場合は、本家のOfficeの利用を検討する、そういう流れでも十分な場面は多いと思います。

一番最後に書いていますが、実はこの項目が一番説明したい情報です。
とにかく、皆さんが想像している以上に、不正なソフトやライセンスの販売が横行しています。
いわゆる 不正ライセンス と呼ばれるものから、相手を騙す意図で作成された 偽パッケージ・偽ライセンス まで多種に渡ります。

真贋を含めて自身で確認ができない方は、フリマやオークションでの購入や、通販サイト上で販売されている妙に安いソフト(検索して今日初めて知ったようなお店)は手を出すべきではありません。有名なサイトに出店していてもダメです。
※ ソフトウェアのライセンスは、卸し価格が決まっていて、店頭で販売する際も値引きができない場合がほとんどです。値引きと呼べるものは、大手量販店で付与されるポイント分くらいでしょう。数千円で売られているMicrosoft Officeは、全部偽物です。

こういう記載に気をつけよう!

一般の方がこのようなあやしいソフトやライセンスに触れる可能性があるのは、中古パソコンなどを購入する際に付属するソフトでしょう。中古パソコンを購入する際は、詳しい方に同伴してもらって吟味するのがベストですが、それが叶わない場合は、判りやすさを意識してください。
『オフィスソフト搭載。ワープロも、表計算もすぐに使えます!』 こんな表示がされていたら、このパソコンにはMicrosoft Officeは付いていません。
また、『Office 2019搭載』 とだけ書かれていたら、それは他社製の有料ソフトである場合が多いです。
誠実な表記の一例は、『Microsoft Office 2013 Personal搭載。Word、Excel 使えます。』 こんな風にバージョンや、含まれるソフトの名称などが細かく書かれていれば、誠実な業者さんであの可能性が高まります。

オフィスのライセンス、記載内容はじっくり吟味して

パソコンに詳しくない方を騙す方法、勘違いを誘発しやすい方法はいろんなバリエーションが開発されています。
商品説明をさらっと読んだだけでは、違いが判らないものも多いです。
特に通信販売や、期間限定の展示即売会のような場面では、『思っていたのとは違うソフトが入っていた』なんていうトラブルが多い印象を持っています。
購入されるあなたが賢くならない限り、この手の被害は無くならないと思います。
じっくり吟味して。
迷ってたら、自信がなければ、後日改めて。
あわてて購入すると、良いことはありません。