データ復旧 (大容量パック) ついて

当店のデータ復旧サービスは、お返しするデータ量が少なければ少ないほど安くなるような費用体系になっておりますが、お客様の状況によっては、どうしてもデータ復旧の量が多くなってしまう場面が多くなってまいりました。
通常の料金体系では、どうしても高くなりがちな、大量のデータ復旧費用について、できるだけお客様の負担を軽減すべく、下記のようなデータ復旧 (大容量パック)メニューを新設いたしました。

違いについては、次の項目で解説いたします。

データ復旧、通常と大容量パックの違い

違いは一点だけです。
検査機械でデータを回収し、事前にリクエストのあったフォルダーごとにデータ量を報告し、費用がかさむようであれば、ご指定のフォルダーを除外する、という工程が『大容量パック』にはありません。
今までのデータ復旧はこんな感じです。
データ復旧の依頼をした時に、ピクチャー と ミュージック フォルダーが欲しいデータだと伝え、おそらく沢山のデータが入っているので、費用によっては復旧させるかどうか考えたい旨を伝えておいた。当店で作業をしたところ、どちらのフォルダーからも沢山のデータが救出できました。救出できたデータ量をもとに最終的なデータ復旧費用をお電話でお伝えしたところ、お客様は今回、価格優先であったことから、ミュージック・フォルダーをあきらめ、対象から除外してデータ量を削減し、データ復旧(通常プラン)で費用の圧縮を行いました。
大容量パックが登場した後の対応。
データ復旧の依頼をした時に、ピクチャー と ミュージック フォルダーが欲しいデータだと依頼し、予想では、沢山のデータが取れるはずなので、大容量パックのあの費用(後述)で納まるなら、連絡なしでデータを復旧させて構いませんと、と最大費用の打ち合わせとご承諾を頂いておきます。
当店では、その費用内で納まる大容量パックであった場合、ご連絡の手間を省いて沢山のデータを復旧させることが可能となります。

データ復旧(大容量パック)の料金について

当店のデータ復旧費用は、下記 料金 A料金 B の合計でご請求いたします。
この料金体系で対応するデバイスは、
HDD(ハードディスク)/SSD、8GB以上のSDカード・USBメモリで、沢山データが救出できた際に適用します。
料金 A データ復旧のための検査・分析費用 ¥6,000.- + 消費税
→ 本費用は、救出の可否に関わらず経費として発生する費用です。

料金 B 100 GB パック費用 ¥30,000.- + 消費税
→ ご指定のフォルダー・データ形式から、救出できたデータを、最大 100 GB、救出後のデータ量の調整なしで納品いたします。納品メディアは USBメモリーとなります。

料金 B 300 GB パック費用 ¥40,000.- + 消費税
→ ご指定のフォルダー・データ形式から、救出できたデータを、最大 300 GB、救出後のデータ量の調整なしで納品いたします。納品メディアは 外付けUSB HDDとなります。
料金 B Max 2 TB パック費用 ¥50,000.- + 消費税 (試験運用)
→ ご指定のフォルダー・データ形式から、救出できたデータを、最大 2000 GB、救出後のデータ量の調整なしで納品いたします。納品メディアは 外付けUSB HDDとなります。この2TBメニューは現在試験運用中であり、見直しがかかる可能性があります。

HDDなどの状況が悪く、データが救出できない状況だった場合や、希望する条件のデータが救出できなかった場合には、¥6,000.- + 消費税 を検査・分析の経費としてご請求致します。
これ以外の条件については、下記の注意事項も合わせて御覧ください。

検査を実施しデータの救出が可能で、データ復旧を最終的にご依頼された後で、お客様の都合によるキャンセルが発生した場合は、料金 A 以外の費用が発生いたします。(納品用メディアを開封してしまった際の費用など)
【例】データ救出量と費用をご報告し、データ納品のために納品メディアにデータを格納し始めたあとでキャンセルを希望された場合が、これに該当いたします。

  • 物理的な1台で2.0TB以下の記憶装置における データ復旧のための、検査・分析費用。
  • 標準難易度のパソコン分解手数料。(= 基本分解手数料)。

  • 物理的な1台の 2.5 TB以上の物理容量を持つ、ハードディスク
    データの分析コストは、お預かりしたハードディスクの大きさに比例します。
    今までは、料金をシンプルにしたかったため、均一料金にて実施しておりました。
    しかしながら、2014年には 6.0TB 、2016年には10TBという巨大な容量のものが登場し、今までの料金体系では、対応しきれない場面もありました。
    上記の理由から、2.5TB以上の大容量デバイスには、別途御見積にて費用を算出するよう改定いたしました。
  • 分解方法が難しい機種・モデルに対しての、高難易度分解手数料。
    分解が困難な商品については、当店で定める高難易度分解手数料 (追加料金) が発生いたします。 ものすごく小さい商品、スタイリッシュに作られているデザイン・ノートパソコン、 一部の一体型パソコンなどがそれに該当いたします。 追加料金が必要か否かは、パソコン初期診断の中で判断させていただきます。
  • 2台目以降の 複数台のハードディスク に関する検査・分析費用
    検査・分析の費用は、物理的な1台ごとのデバイスについて発生します。
  • ハードディスク自身の部品交換などが必要な場合の部品代金、交換手数料など。
    お預かり時のコンディションのままでは、救出作業が行えず、ハードディスク自身の部品を交換する必要が生じた場合、それにかかる費用は別途、御見積となります。
  • 新しい環境、新しいパソコンで、救出されたデータが使えるようにする作業費用。
    メールデータ、年賀状データなど、データを取り出したままでは利用できないデータ形式の場合、新しいパソコンの環境下において、取り出したデータが活用できるように設定が必要となります。これらの作業は『各種データ設定』作業として別途ご依頼いただく必要がございます。
  • NAS製品、サーバー製品、その他RAID構成の装置から、データーを救済する場合
    当店が定める、特別な構成・設定で動作するHDD製品については、上記プランの料金では対応できない場合もございます。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

HDD/SSD系ディスクのデータ復旧 対応できるメディア

新しい規格、新しい組み合わせの記憶装置が続々と開発されています。当方でもできる限り新しい方式に対応するデータ復旧の仕組みを構築してまいりますが、現時点ではこのような進捗となっております。

  • 3.5インチハードディスク IDE/SATA両方
    装置単体でフォーマットされたパーティションに対応。
  • 2.5インチハードディスク IDE/SATA両方
    SSD型ディスク SATA方式
    装置単体でフォーマットされたパーティションに対応。
  • mSATA接続のSSD RAID構成を除く
  • 新規格 SSHD規格のデバイス RAID構成を除く。
    特定メーカーで出す、BIOSレベルで2デバイスに見えるデバイスについても対応。

TPM機能が搭載されたPCの場合、上記のメディアであっても救出ができない場合があります。→ 下記のTPMの項目にて解説します。
※ 記載のない規格・方式の場合はご相談ください。

● 救出システムのアップグレードを実施中です。

  • 新規格 M.2規格 (Key B,Key M SATA接続) のデバイス
  • 新規格 M.2規格 (Key B,Key M PCIe接続) のデバイス
  • 新規格 NVMe規格 (NVM express, PCIe接続) のデバイス
  • 新規格 SATA express規格 のデバイス
    いずれも、物理的に取り外し可能なデバイスに限ります。TPMなどの保護機能が関係する場合には、そちらの項目もお読みください。当店の環境が整うまで、しばらくお時間を頂きます。

※ 損傷の程度・症状によっては対応できる可能性あり。

● 以下のメディアには、お時間を頂くか対応できない場合もあります。

  • 旧規格 SASI/SCSI接続のデバイス
  • 旧規格 1.8インチ形状のデバイス 何種類かの方式があります。
  • 旧規格 LIF/ZIF形式のデバイス
  • 旧規格 Floppy/MO/Super Diskなどの可換デバイス
    当店設備が健常に動作する間はサポートを実施。検査機器がなくなり次第終息予定。
  • 専用規格 SAS接続のデバイス
  • 新方式 SSD と HDDとで組まれたRAID構成デバイス
  • 特殊規格 LIF/ZIF形式のmSATAデバイス
    薄型ノートPCの一部で利用されています。その他特殊コネクタ形状も同様です。

  • 専用規格 セキュリティー保護されたデバイス
    TPMなどの保護機構があって、PC自身が起動しないもの。
    → 暗号化が施されており、難しい事例となります。ビジネスモデルに多い事例です。
    他の機器に接続すると自動的に消去される仕組みが施されているもの。
  • 専用規格 システム基板上に直接配置されたメモリーデバイス
    小型・薄型・タブレット・2in1タイプのPCでは、起動デバイスが取り外し不可能なものが多いです。
    正しく起動しないPCでは、対応が不可能となります。
  • 暗号処理 暗号化されたデバイス
    BitLockerなどの暗号化処理されたデバイス
    ランサムウェアなどの被害を受けた(暗号化が完了してしまった)デバイス
  • 暗号処理 コンパクトOSで動作中
    Windows10などで用いられるコンパクトOSで動作中の場合は、データが圧縮されている可能性があるため対応できない可能性があります。

ご自身のPCの仕様について、ご存じない方は、『パソコン何でも相談』などで製品仕様の確認もできます。

データ復旧の注意事項

主なもの

  • 2.5 TB以上の物理容量を持つ、ハードディスク
    本来であれば、データ復旧時の検査・分析コストは、お預かりしたハードディスクの大きさに比例します。当店ではお返しする復旧データ量に応じて費用を頂戴する料金体系のため、検査・分析費用は定額にしております。
    しかしながら、2014年には 6.0TB という巨大な容量のものも登場し、10GB以上の製品も登場しています。今までの料金体系では、対応しきれない条件が登場し始めました。
    熟慮の結果、当店では2.5TB以上の大容量デバイスには、別途御見積にてデータ復旧費用を算出するよう改定いたしました。
  • 事前にお聞かせいただいた不要フォルダーは救済量には含めません。
    復旧できたデーター量を計測する際には、特定のフォルダーの内容は、救済データ量に含みません。 【例】 Windowsフォルダー、Program Filesフォルダー、各種ドライバーフォルダーなど。 (お客様が、特にそのフォルダーの救済を希望された場合には、救済されたデーター量に含めて、 救済の処置を行います。)
    ただし、フォルダー管理情報が破壊されている場合は別です。
    それぞれのファイルは、管理区画にある台帳でどのフォルダーにあるファイルなのか、どんな名前のファイルなのかを管理していますが、この管理情報もデータの一部なので、この部分が読み取れない、ハードディスクの欠陥があった場合には、名前や場所の判らないファイル(例えば、画像ファイル、Excelファイルなど)として検出されます。
    お客様が、『マイピクチャにある写真ファイル(画像ファイル)が欲しい』でも『それ以外の場所にある画像ファイルはいらない』と条件を提示されていた場合でも、フォルダー管理情報が破壊されていて読めなかった場合には、全ての画像ファイルを、仮のお名前を付けて納品することとなります。
  • 救出するのはデータのみ。プログラムは救出できません。
    復旧・救出の対象には、プログラム (アプリケーション) は含みません。救出 (移動) できません。これは Windows OS側の仕様によるものです。特別な事情があり、プログラムのフォルダーをデータ復旧の対象とすることは可能です。詳しくはスタッフまでご相談ください。
    プログラムの復元には、新しいPC、もしくは修理が完了したPCに対して、改めてアプリケーションをインストールする作業が必要となります。
    プログラム (アプリケーション)の救済・復旧を希望される場合には、 OS/アプリケーションの再インストールという別メニューを選択して頂きます。
  • データ復旧作業を追加でご依頼いただく場合
    お客様の指示ミス、勘違いなどでデータ復旧ができず、もう一度探索をし直す場合、正式なご依頼をされた後で、追加のご依頼をされた場合で、先に作業が始まって(もしくは終了してしまって)いた場合など、当方の規定に従い、作業重複部分については、追加作業料金として差額をご請求させて頂きます。データ復旧のご依頼をされる場合には、じっくり慎重にご指示頂けますよう宜しくお願いいたします。
  • 著作権に抵触するようなデータの復旧は、お断りすることもございます。予めご了承ください。 詳しくはスタッフまでご相談ください。
  • デバイスに何らかの特別な仕掛けを施している場合
    (ファイルシステムに圧縮処理、暗号化処理、データ保護処理(パスワード管理)、RAID機構など) それらが原因で救済ができない場合もございます。 事前にこれらの利用申告があった場合を除き、これらの要因で救済できなかった場合でも、検査費用に相当する金額を頂戴いたします。予めご了承ください。
  • データに暗号が施されている場合 (新設)
    ランサムウェアなどの被害により、お客様のデータが暗号化されてしまっていた場合、個別のデータについて被害に遭っているか否かの判別は行いません。(個人情報に触れるため)
    データの復元作業 (暗号解読作業) についても、承ることができません。
    お客様のご指示により、該当個所のデータを救出するか、しないかをお決めいただきます。
  • デバイスに何らかの特別な仕掛けが施されている場合
    主にセキュリティーの観点から、他の機器に接続するとデータが消去される仕組みが備わっている場合、外部から遠隔操作でデータを消去できる仕組みが備わっている場合など、お客様から、これらの仕組みが備わっている事を伺っていない場合で、これらの仕組みが原因で救済ができなかった場合でも、検査費用に相当する金額は頂戴いたします。

データ復旧事例に対するパソコン初期診断の取り扱い

一般的な(部品を新品に交換するなどの)パソコン修理と異なり、データ復旧は、現在動作がおかしくなっているパソコンから、データを取り出す作業となります。そうした性質上、お客様から伺った状況や状態、通電した時の異音などから、かなり差し迫った状況 (すぐにデータ復旧作業に当たらないとどんどん悪くなる状態) である場合もございます。

このような場合、初めに初期診断を実施することが、かえって救出の可否(可能性)に対してマイナスに作用する場合が多々ございます。
当店では、担当させて頂いたスタッフの判断で、このまま精密検査(=データ復旧作業の前段階)に入らないとまずいという場面だと判断した場合には、その旨お客様にお伝えし、ご承諾を頂けた場合には、初期診断を切り上げたり、割愛したりする可能性があります。
お客様と当店との間で見解の相違が生じ、当店からの説明にてこれが解消できなかった場合には、当店では初期診断を含むデータ復旧のご依頼を辞退する場合もあります。