ドライブレコーダー特有の事象と注意事項
ドラレコ特有の症状と注意事項
ドライブ・レコーダー (通称・ドラレコ)で記録されたデータ (動画) のデータ復旧依頼について、よくある特有の事象や、注意事項についてまとめます。
できること・できないこと
できないこと
🔴 ドラレコの仕様上、SDカードの記憶容量に応じて最長撮影時間が設定されており、その時間を超えると古いデータから自動的に消して上書き撮影を行います。上書きされ消えた動画についてはデータ復旧の対象にはなりません。技術的に不可能な事象です。
【例】32GBメモリーを装着し、このドラレコ製品の仕様が『最長100時間』だった場合に、5日以上前に撮影したデータは上書きされていて救出できないという計算になります。
→ このような条件でデータ復旧を依頼され、メディア全体を精査した場合は、所定の検査費用が生じます。
→ このような事象に該当しそうな場合は、事前にご相談頂ける条件で検査費用を抑えられるよう事前調査・検査を実施します。
✅ ただし、衝突検知時に自動停止するなど、自動撮影が継続しない仕組みが搭載されている場合には、上記には合致しない条件などもございます。詳しくはお使いのドラレコ取り扱い説明書をご確認ください。
→ この場合でもSDカード不良を除いて、撮影データが無くなることはないので、現時点でデータが残っていない場合は救出は難しい事象もございます。
🔴 特定の製品、特に業務用に開発されたドラレコ、もしくはそれに相当する走行管理システムが残した記録は、特別なデータ構成になっており、当店設備では救出できない場合があります。
✅ 現在サポートしている製品は、一般消費者向けに販売されているドラレコ製品が基本となります。特別な機材を導入されている場合は、事前にメーカーや型番などをお知らせ頂ければ、受け入れ可否について事前調査は可能です。
できること
できないことに該当しなければ、通常のSDカードのデータ復旧に則って作業が行えます。