McAfee『リアルタイムスキャンが開始しています』のまま、無効になり、危険な状態に。

ウィルス対策ソフトがうまくインストールできない変わった事例

マカフィーのロゴマークここ数日のうちに、マカフィー『オールアクセス2013』という、このバージョンを、まったく新規のPCに、インストールしようとしています。

試供版による、味見も無しです。
もちろん、再セットアップ時に入る、他社の試供品も外しております。
でもなぜか、うまくいきません。

発生している製品

オールアクセス 2013 製品版 1年1ユーザ
Lenovo のノートパソコンにインストールしようとしています。

症状と特徴

インストール直後は、普通に動作。
ご使用のパソコンは保護されています。(対応の必要はありません) と表示。
もちろん、リアルタイムスキャン:有効と表示され、
くるくるは回りっぱなしにならない。(後述)

スリープさせたり、電源OFFから、再度電源ONしてOS起動すると、リアルタイムスキャンが開始しています の表示が出て、ウィルスおよびスパイウェア対策 の枠内で、リアルタイムスキャンがくるくる回るアイコンになる。
(通常、グリーンのレ印が出る位置に)
電源を切るときに、脆弱性スキャナーの更新中・・・みたいな表示がでることがあるんだけれども、この更新中に切ってしまうとおかしくなるってことはありますかねぇ。。。

当方の状況と、試したこと

まず、再インストール。(DtoD領域から) → 問題が再現しました。

CD起動のウィルス検査により、MBR含めてウィルスの類を検査いたしました。
→ 検出なし。
(再インストール直後なので、Rootkitの存在を疑って実施しました。)

McAfeeのサイト情報はあてにならないので、インターネットにて、皆様の書き込みを検索してみましたが、
2013/02 くらいから、同様の症状を体験されている方が多いようです。
解決までの情報ではなく、皆様、一様に再インストールなどをされている模様。

再インストールの再、トータルプロテクションではなく、インターネットセキュリティーを選択。
(オールアクセスのライセンスでも選択可能でした。)
→ 問題が再現しました。

アンインストールした時に、何かゴミ情報が残っていて効果がないのかなと思い、アンインストール後にMcAfee謹製の『MCPR.exe』リムーバブルツールを実行。
その後、再びインストール。
→ 問題が再現しました。

解決編。とりあえずうまくいっている模様。

サービスレベルで、Lenovo提供のサービスを停止させる。
具体的には、(当方の環境の場合)

  • Hyper W7 Service
  • Lenovo PM Service
  • Lenovo Camera Mute
  • Lenovo Microphone Mute
  • Lenovo Keyboard noise Reduction
  • ThinkVintage Virtual Camera Controller
  • Lenovo Auto Scroll
  • Cisco EnergyWise Enabler
  • System Update
  • Lenovo Hotkey Client Loader
  • オンスクリーン表示

製品名か、製造元にLenovo が含まれるものはほとんど停止させています。
技術的には少々荒っぽいですが、期限のある作業なのと、早急にLenovo側か、マカフィー側か、白黒を付けないといけなかったのでこのような大胆な判別方法を用いました。
最終的には、該当個所を絞り込んで、アプリのアンインストールで対処すべきでしょうが、お客様と相談してLenovo 関係を一切削除してシンプルなWindows7に!というプランもあるかもしれません。
とりあえず、当方では再起動後も、例の『リアルタイムスキャンが開始しています』のまま、無効と表示される件については再現しなくなっています。

最後に一言。

しかし、OS添付のユーティリティーの進化と、総合セキュリティーの進化は、こういうところで競合する時代に突入していますね。
Lenovoの場合、セキュリティーの侵入を阻止するために?と疑う場面もありましたが、実際のところはどういう解決となるんでしょうか。

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