Office Premium:インストール時に エラー 2042が発生

これは発生原因のはっきりした論理的なエラーコードです

Office Premium を筆頭に、各種オフィスソフトをインストールする、特に再インストール・セットアップを行う際に発生する事例です。
キーワードは、Microsoftアカウント です。

初回の設定と今回とで異なるIDが使われています

このエラーコード(2042)は、『このプロダクトキーは既に使用済みか、または別のMicrosoftアカウントで一部が使用されています。』と表示され、意味は『このライセンスは、既に他のマイクロソフトアカウントと紐付けが済んでいるため、今回新たに(別のマイクロソフトアカウントと紐づけるような)インストールはできない。』ということになります。

最近のオフィス製品は、オフィスのライセンスがマイクロソフト・アカウントに紐付けされ 管理されています。
もう少し自然に書きますと【パソコンと一緒に購入したオフィスのライセンス】が【どのパソコンにインストールされたか】を【マイクロソフトアカウントを使って】インターネット上でマイクロソフトが管理しています。
パソコンを購入した際に、どなたかがオフィスの初回セットアップもされていると思いますが、そのときに使用した (もしくは新規作成した) Microsoftアカウントと、今回、再インストールに使用しているマイクロソフトアカウントが異なっている場合に発生するエラーコード なのです。状況に応じて、対処方法は下記のいずれかになります。

ケース1.初期の設定を代行してもらった場合

パソコン購入後、どなたかにオフィスソフトの初期設定をお願いしていた場合、初期設定に使用した(もしくはその際に作成した)マイクロソフト・アカウント情報が、作業担当者から購入者に伝わっているのが一般的だと思いますので、まずはその、初期設定を依頼した時の記録がお手元にあるか確認ください。マイクロソフトアカウント情報が見つかった場合は、そのマイクロソフトアカウント情報を使って(ログインして)インストール作業を継続してください。
記録がお手元にない場合は、初期設定をお願いした方と連絡をとって、その当時のことについて確認や相談をしてください。

ケース2.どのマイクロソフトアカウントを使ったかが判らない場合

複数のマイクロソフトアカウントを持っている方に多い理由です。
どのマイクロソフトアカウントを使ってインストールをしたのかが不明な場合、アカウントとオフィス製品との紐付けがどのようになっているか確認する方法があります。
LinkMicrosoft マイアカウント
こちらからマイクロソフト・アカウントを使ってログインしてみて、該当する製品が表示されるかどうか (紐付けられていればここに製品が表示されるはず。)確認してください。
複数のパソコン、複数のオフィス製品を所持されている方は、どのパソコンにインストールしたかまで、正確に確認してください。違うパソコンのライセンスを誤って使用してしまうと、もっとややこしい事になります。

ケース3.初回に利用したアカウント情報が不明な場合

初回に使っていた、マイクロソフトアカウント情報を失念・消失・忘却してしまった場合など。
最後の手段として、マイクロソフトのサポートに問い合わせる方法があります。

アカウントを申請した際に登録したと思われるメールアドレスが判る場合は、下記にてアカウントの回復を試みるチャンスがあります。詳細は下記の項目から。
LinkMicrosoft サポート
『アカウントと請求』あたりの項目から質問をされてみるのが良いでしょう。
あちらで必要な情報を要求されますので、その指示に従って対応してください。
サポート側で確認がとれれば、アカウント情報が開示されます。

ケース4.中古で購入したパソコンのオフィス製品で発生した場合

中古で購入したパソコンに添付されていたオフィスのライセンスにおいて、このエラーコードが発生する場合があります。これは中古品の販売過程において、オフィスライセンスの部分が正しく新しい利用者に継承されていない場合が含まれます。本件はマイクロソフトサポートに問い合わせて改善する場合があります。

LinkMicrosoft サポート
『ソフトウェア・オフィス製品』あたりの項目から質問をされてみるのが良いでしょう。
あちらで必要な情報を要求されますので、その指示に従って対応してください。
サポート側で確認がとれれば、オフィスライセンスについて対応をして頂ける場合があります。

オフィス製品とアカウント情報の組み合わせを忘れると大変です

以前よりも複雑な管理方法になっています。面倒くさくてもしっかり管理しましょう。
当店でもこのような事象になった場合には、できる限りサポートいたします。
『パソコン何でも相談』🔸 などのメニューにて対応させて頂きます。パソコンを操作したり、お電話口で話す内容についてアドバイスを行ったりできます。
マイクロソフトが関与して、お客様、当店、マイクロソフトの三者間の作業となりますので、比較的長時間の対応となる可能性が高いです。
ご依頼の際は、関係しそうなメールアドレスやパスワードなどの情報を携え、また関係するパソコンやライセンスの台紙などお忘れなく。