Premier Opinionがインストールされていた場合の対処 (駆除・アンインストール)
Premier Opinionがインストールされていた時の対処
Premier Opinionという、アドウェアがインストールされていた場合、速やかに駆除をする必要があります。関係する情報と合わせて、駆除やアンインストールについてまとめます。
特徴的な情報 (感染経路など)
通常のPUP感染経路の他に、このソフト特有の事例として、インターネット上のアンケート回答システム (俗に言うサーベイ・Survey関連) への回答をきっかけとした感染 の経路を確認しています。アンケートと称して、特定のソフトをインストールさせる仕組みが流行しているようです。この手のアンケートを利用する機会が多い方は特にご注意ください。
当該ソフトをアンインストールする際に、Premier Opinion の開発元の欄に『VoiceFive』という記述があった場合は、この事例に合致している可能性が高いです。
Premier Opinion の種類について
単独のプログラム形式である場合が多いようです。
まだ実物は見ておりませんが、インターネットブラウザーに感染する『アドオン形式のPremier Opinion』も存在するようです。安全に駆除できるのかどうか実際の対処を行った際には加筆修正する予定です。
ウィルス対策ソフトをインストールしていなかった場合
このPUP以外にも、ウィルスの感染がある可能性があります。
・大事なデータのコピー(バックアップ)を実施する。
・ウィルス対策ソフトをインストールし、パソコン全体をスキャンする。
などの対処は絶対に必要です。
個別のPUP駆除では安全を確保できず、システム全体をリカバリーすることも検討しないといけなくなる場合も十分にあり得ます。
ウィルス対策ソフトをインストールしていた場合
ウィルス対策ソフトをインストールしていた場合でも、ソフトの種類によっては『グレーゾーン扱い』で駆除の対象になっていない場合があります。
Windows10標準の Windows Defender では、2019年の春の時点で、このソフトを駆除できていませんでした。
このソフトがインストールされていることを確認できたということは、あなたがお使いのウィルス対策ソフトでは、このソフトを駆除の対象としていない可能性があります。(グレーゾーンのまま残しているという振る舞いです。)
個別にアンインストールしていく必要があります。
正式な名称ではありませんが、ウィルスもしくはPUP(PUA)と認定すべきかどうか、判断に迷っているという判定が下っているソフトのことを指します。グレーソフト呼ぶソフトウェア会社さんもあります。一般的には訴訟対策のために生じたカテゴリーと言われ、ウィルスとして駆除リストに入れたことで、そのソフトウェアの開発元からウィルス対策ソフトの開発・販売会社が訴訟を起こされないように、勇み足にならないような、比較的に後手の対応になりやすい、昨今の状況を表しています。
ウィルスやPUPの駆除のご相談は当店へ
当店では、ウィルスや『PUP』の駆除 についてもお手伝いが可能です。ご自身では安全に駆除できない、自信が無い方は無理せず専門のお店にご相談ください。ネット上にはこのソフトをインストールすれば簡単に駆除ができると、新たなウィルスをインストールさせる業者も存在します。無理をしないことが肝要です。
関連リンク
ウィルス対策ソフト各社の対応状況が判る場合、そのリンクなどを掲載しています。
ウィルスバスターでは、PUPとして認識しており、ウィルス対策ソフトの方で駆除の方針で進んでいるようです。
→ Linkトレンドマイクロお客様コミュニティー:Premier Opinion マルウエアの件
※情報として記録にアクセスできたものを掲載しているだけで、他社では駆除ができない、ということを意味するものではありません。
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