ウィンドウズのバージョンが更新されていない場合、Safeguard Holds機能

6カ月に一回のバージョンアップがされていないという状況を見つけたら

例えばこんな感じの症状です。
この記事を書いている2020年10月頃のタイミングを例にして説明しますと、自分の周りの人のウィンドウズは、バージョンが 2004 で動作しているのに、自分のパソコンだけ、まだバージョン 1909 のままだった。どうしてバージョン2004 に更新されていないんだろう。もうそろそろ、バージョン 2009 が発表になる時期なので、バージョン 2004 の更新が自分のパソコンに届いていないとは考えにくいんだが・・・どうしたものか?

とまぁ、こんな感じの『自分のパソコンだけ、ウィンドウズのバージョンが微妙に古い。』 という症状について、可能性のひとつとして以下のような情報があります。

バージョンの更新が一時停止させられている可能性あり

昔のバージョン 1809 あたりで、更新後に個人データが消失するというインパクトの大きい問題が発生したせいか判りませんが、おそらく バージョン 1903 あたりから、ウィンドウズ(Microsoft)側でこのパソコンを更新しても、大丈夫だろうか? という判定をするようになっているようです。
※この機能の導入時期がはっきり判りませんでしたが、バージョン 1903~1909の間で間違いないです。

Safeguard Holds機能とは?

この『バージョンに更新したら、問題が生じるんじゃないの?』と検知できる機能を、『Safeguard Holds機能』 (セーフガード ホールズ)と呼んでいて、この機能が発動していて更新がされていないのかどうか、以下のような判別方法があります。

設定アイコンの、『更新とセキュリティー』🔸 の項目がそれに該当しますが、このページで、Windows Update のタブをクリックすると、画面右のようなアイコンが表示されている場合があります。この画像表示があった場合は、Safeguard Holds が発動中。 という意味になります。

該当する表示があった場合には

会社などでお使いのパソコンだった場合は、社内のIT部署、もしくはパソコン関係を取り仕切っている担当の方に相談してください。独断でアップデートなどを行うとトラブルの元です。
個人の場合は、バージョンのアップデートを行うと問題が生じる可能性があるということは通知されていますので、個人でリスクなどの判断をして独断でアップデートを実施するか、当店のようなかかりつけの店舗がありましたら、相談をされてから作業(判断)をするのが適切です。

アップデートを行う際の注意事項

『Safeguard Holds』が発動していない状況下でも、大規模アップデート(=バージョン番号が変わる、大規模なアップデート)を実施すると、色々なトラブルが発生しがちです。過去の更新においても、色々な不具合が生じておりました。
基本的には、このような大規模なアップデートが行われる時期になったら、最低でも個人的に大事なデータなどを、バックアップしておく などの防御策は行うべきです。

ちょっと空き時間ができたから、予定していなかった大規模アップデートをしちゃおうとか、
気が向いたので、昼休みにちゃちゃっと、更新してしまおうとか、
Safeguard Holdsのアイコンが表示されていたけど、『まぁ大丈夫だろう』と勝手に判断して更新してしまうとか、

こういうことは危険な行為として、控えた方が宜しいです。
大規模アップデートは計画的に実施してください。もちろん事前のバックアップは必ず実施してください。