Windows10 バージョン21H1が公開。旧バージョンのサポートについて
5月10日よりバージョン21H1の配布が始まりました
半年に一回のお約束、大規模バージョンアップの時期がやって参りました。
年に二回行われる更新のうち、秋ごろに実施される更新は年末にかけて実施されるため、年末の繁忙期と重なります。そのため、アップデート時にトラブルが発生してしまうと、お仕事などに影響が出やすいのですが、マイクロソフト社はかたくなにこの時期に実施してきますね。
それはさておき、アップデート期間が始まってしまった以上、利用者(ユーザー)側で被害やリスクを最小限にすることを考えなければいけません。
この記事では、そういったアップデートにまつわる防衛の方法や、更新後のサポート状況などについてまとめたいと思います。
これらの記事も参考になります
大規模バージョンアップが開始されると、見慣れない表示が画面の右下に表示されることがあります。その意味などについては、この記事が役に立つと思います。参考にしてください。
『引き続きサポートを受けるには、再起動して更新してください、と表示された時に行う対処とは?』🔸
サポートの状況について詳しい記載があります。
更新に際しての構え方
大規模アップデートは、通常のセキュリティーアップデートと比べて、変更の規模や範囲、変更量が多いため、色々と不具合(バグなど)が出やすい傾向があります。更新に伴うトラブルに巻き込まれないように、事前にデータのバックアップなどを行っておく必要はあると思います。
更新の方法
大規模アップデートは、順次アップデートの案内が届く形で行われます。
利用者(ユーザー)が設定アイコンなどを操作することでも、アップデートを始めることができますが、クリックして更新することで、 次回の更新通知の順番が早く回ってくる傾向がありますので、修正がまだ安定しない時期に更新されてしまうことになります。今後の更新タイミングが変わっていくことについても注意が必要です。
現在のバージョンで何か不具合を抱えているとか、新しい機能を試したいなどの理由がない限り、アップデートの通知を受け取ったあとで更新する、で大丈夫だと思います。
電源を切る(シャットダウンする)時に、シャットダウン と 更新してシャットダウン が選べる期間は、更新のタイミングを利用者(ユーザー)で判断できる期間で、更新してシャットダウンしか表示されない期間は、このタイミングで更新されてしまう(強制的に更新)タイミングとなります。
大事なことなのでもう一回記しますが、大事なデータのバックアップは確実に行っておいてくださいね。
バージョン21H1へ更新された後のサポート状況について
新しいバージョンの配布が始まってしばらく経つと、古いバージョンのサポートが停止します。通常は2カ月程度ではないかと思います。
ここでは、最新のバージョンが1909に切り替わったあとを想定した、Windows 10 各バージョンのサポート状況の変化についてまとめます。
直前のサポートの状況については、『こちらの記事が参考になります。』🔸
この記事を書いている (2021年 5月9日) 時点では、まだ最新バージョンはバージョン 20H2ですが、この先、最新のバージョンが、バージョン 21H1 に切り替わったあとのサポート状況を記します。
マイクロソフト社のサポート規定によって、最新のバージョンから二つ前までがサポートの範囲となります。
よって、2021年 7月頃の時点では、下記のようなサポート体制に切り替わっているはずです。
バージョン 21H1 最新バージョン。サポート対象。
バージョン 20H2 ひとつ前のバージョン。サポート対象。
バージョン 2004 ふたつ前のバージョン。現時点ではサポート対象だが、次回の更新(バージョン 21H2?)でサポート外となる予定。
バージョン 1909 21H1の登場でサポート対象外になったバージョン。
バージョン 1909を利用中の方のデスクトップ画面には、更新を促すメッセージが表示されていると思います。今回の更新で、1909がサポート外になりますので特にご注意ください。