インターネットを閲覧している最中にエラー画面が表示された時の正しい対処方法

また最近、流行っている騙しの手口です

騙しや詐欺の手口は、事前に知っておくことで被害を防ぐことが可能です。
当店にご相談頂いた事例なども交えて、できる限り情報を発信してゆきます。

突然、画面にエラー表示が出てくるのが特徴です

ここに書かれている特徴は、詐欺(偽通知)の特徴です。 しっかり覚えて、不測の事態に備えましょう。

とにかく音声がうるさい ずーっとしゃべっている。
→→→ この手の表示の直後から、しゃべりだしたら『詐欺だな!』と短絡的に判断して大丈夫です。音声ボリュームを小さくする余裕があれば操作しておいて下さい。音を小さくする操作が判らない場合は、イヤホン端子にイヤホン/ヘッドホンを挿せば、スピーカーからの音は消えます。
※しゃべらないパターンもあるので、要注意。

マイクロソフトのロゴが表示されている。
→→→ とにかく、Microsoftって表示させれば、こっちが信用してしまうと思っているので、嘘(偽)であればあるほど『マイクロソフト』っていうのを強調して表示してきます。

電話番号が表示され、電話をするように促している。
パソコンの、とくにウィンドウズの歴史では、トラブル発生時に『至急、お電話下さい』を正式な手順とした事は一度もありません。 なので、電話番号が表示されていたら詐欺と判断しておいて、まず間違いないです。
→→→ とにかく電話しろ、急いで電話しろ、というメッセージが多いです。あわてず落ち着いて。

パソコンの操作ができない場合があります。
→→→ 姑息な手段として、操作がおかしくなる場合もありますが、これも偽メッセージ側の『演出』です。操作できないからと信じ込まないよう、ご注意ください。
ここで、電源ボタンを長押しして強制的に電源を切る人がいますが、一番の『悪手』です。 どうしても、この方法で切るときはウィンドウズが壊れる覚悟が必要です。

事例1

ウィルス対策ソフトが反応したと、勘違いさせる偽の表示。大音量で現在の状況を説明し始めるので、スピーカー(ボリューム)を最小にして、音の被害を抑えてから対処方法を考えましょう。
この表示のまま、何もせずパソコンの修理屋さんに頼めば、被害はほぼありません。
事例1
✅ 初めに、信用できる身内(知人・友人)に相談すること!

🔴 画面に表示されている番号に、ゼッタイに電話をしちゃダメです。カタコトの外国人が出ます。
🔴 プログラムをインストールするように言われますが、これもゼッタイにダメです。

事例2

パソコンにトラブルが発生したと誤認識させる、偽の表示。背景はブルースクリーン(BSoD)なのに、手前はDefenderの検出表示と辻褄が合っていないので、冷静に見られれば違和感はアリアリ なのです。
パターンが違うだけで、注意事項はだいたい【事例1.と同じ】です。
電話したりスキャンのボタンを押したりは、ゼッタイにダメですよ。
事例2
✅ 初めに、信用できる身内(知人・友人)に相談すること!
→ 表示されている画面のせいで、身内には相談できない場合は、当店のような『パソコンのトラブル対応』を行っているところに持ち込んで対応するのも良い方法です。
🔴 画面に表示されている番号に、ゼッタイに電話をしちゃダメです。
🔴 プログラムをインストールするように言われますが、これもゼッタイにダメです。

事例3

事例2.と似ていますが、背景がなぜかMicrosoft社のサイト風な表示で、手前がDefenderの検出時の演出となっています。Defenderで、仮にウィルスを検出したとしても、Microsoft社のサイトは表示されません! これもご注意ください。
事例3

この手の画面は、全体的に特徴が似ています。
画像を一通り眺めておくだけでも、実際に自分自身が経験した場面で、この情報が活きてきます。

正しい対処方法

この順番で、緊急対処して、すぐに専門の店舗にご相談ください。

✅ LANケーブルを外すか、Wi-Fi機能を無効にする、ルータの電源を切るなどして、インターネットへの接続をすぐに止める。
※ひかり電話を使っている方は、ルータの電源を切ると電話の着信もなくなるので、他の方法で代替することを考えて、早めにルータの電源は戻せるように考える。

✅ 音声ガイダンスが気になる場合は、音が小さくなるようにする。
・キーボード上の操作で、音量が変えられる機種が多いです。
・イヤホンなどを装着すると、スピーカーからの音はなくなる場合が多いです。

✅ パソコンをシャットダウンできるように調整していく。
・動作中の(他の)ソフトがあれば、正しい手順で終了させる。
・ブラウザーを停止させられるなら、ソフトを終了させる。
★操作ができない状況なら、パソコンのシャットダウン処理ができないかを考える。
★ 電源ボタンを長押しして、強制的に切ることは『最後の手段』とする。気軽に実施しない。
・電源が安全に切れたら、どうすべきかを考える。

🔴 ゼッタイにしてはダメなこと。それは画面に表示された番号に電話すること!!
この番号に電話するか・しないかで、今回の被害の規模が大きく変わります。
大事な事なので二回書きます。画面に表示された番号に電話してはダメ!
これだけは、ゼッタイに覚えておいてください。

ウィルス対策ソフトを設定/導入していない方は・・・

ここに記した作業手順や、被害の推定は、ウィルス対策ソフトが正しく動作している環境でのお話です。そもそものウィルス対策ソフトのレベルがおかしい環境では、もっとひどい被害に遭っている場合が有り得ます。

この手のトラブルは、何もせずに修理屋さんへ相談

自力で解決しようと、色々と作業をしてしまうと被害が拡大します。
先に記した、緊急対処で処置が終わったら、ご相談してください。当店でも各種メニューで安全に適切な対処を行います。
パソコン一式ご持参いただければ、店頭で対処可能です。実際の操作された方(エラーの画面を見た方)とご相談・ご連絡を頂いた方が別の場合は、両方からお話を伺う場合があります。(どのような経緯で現在に至っているのか?をお伺いします。)代表して、どなたかがいらっしゃる場合は、それらの情報も集約してお持ち込み頂くとスムーズに作業が進みます。
パソコンの何でも相談は、パソコン360にお任せ!