Chrome:アドウェアとプラグイン(拡張機能)の密接な関係

2014年以降、急激に進化を遂げているマルウェアのジャンル

その昔、Internet Explorer(IE)が標準ブラウザーとして君臨し、マルウェアの標的とされ続けてきた歴史があります。
サードパーティー製ブラウザーは、上記と比べるとマルウェア(アドウェア)による被害に強いと言われていた頃もありましたが、最近ではこんな風に揶揄されています。

感染してしまうと、逆に面倒

健全な状態で利用されているうちは、(IEと比べて)感染しにくいというのは今も優位性はある程度保たれていると感じておりますが、実際感染し、さらに複数感染などされてしまうと、駆除作業が劇的に大変になる傾向が強くなっています。(当店調べ)
『侵入されてしまうと逆に駆除が大変!』というのは、今後強くなる傾向があると感じています。

被害を防ぐには

インストールされていて起動できる状態になっている以上、感染リスクは存在します。
複数のブラウザーをインストールしている、もしくはされている場合、下記の方法が取れないかご確認ください。

  • ひとつのブラウザーに集約できないか
    Adobeなどのソフトを更新したり、新しいソフトをインストールしたりすると、Google Chromeなどのソフトが一緒にインストールされる場合があります。インストールされてしまうと不正なアドオンが侵入する土台を設けることとなり、感染のリスクが(ブラウザーの数だけ)高くなります。
    IE(Internet Explorer)しか利用していないなら、Chromeはアンインストールしておくなどの対処がでいるなら、速やかに実施してください。
  • 頻繁にブラウザーを起動して確認する
    削除できないなら、まめに起動をしてスタートページが変わっていないか、変なポップアップ表示がないか、広告が差し込まれないか、定期的に確認をしましょう。
  • アドオンなどのチェックができるソフトの導入
    ウィルス対策ソフトなどでも、プラグイン(拡張機能)の確認ができるものも出てくると思いますので、そういう外部ツールによる監視をすることも、今後候補に含めるようにしてください。

マルウェア(アドウェア)感染被害を減らす取り組み

1.ウィルス対策ソフトは必ず導入する

2.ウィンドウズ・ソフトの更新は必ず実施

当店ページ:Tips ウィルスに感染する理由 なども合わせて対処してください。

3.むやみにソフトをダウンロードしてインストールしない

これ、重要です。
無料ソフトと呼ばれるものをきっかけにした感染事例が急増中です。
検索で『〇〇〇(ソフト名) ダウンロード』と検索すると、上位10個のうち半分以上は偽物サイトです。(有名なソフトの場合)
偽ものサイトでは、偽物のソフト(いわゆるマルウェア入り)が配布されています。

当店でも、ウィルス・マルウェアの駆除サービス実施中

手に負えない状態になる前に!
マルウェアの駆除が成功するかどうかは、どれだけ早期に対処ができるかにかかってきます。
早期であれば、費用も安く、納期も短くなります。
『なんかおかしいなぁ』と感じたら、我慢せずにご相談ください。

パソコン360へのお問い合わせは、お電話、電子メールにて

参考リンク

USBメモリ上で動くブラウザー

screen-portableapps-chromePortable apps:Google chrome portable
予備としてインストールしてある場合、ほとんど使わずに放置するケースが多く、逆にそれがセキュリティー的な観点では脅威となります。保険として他のブラウザーを持っておきたい場合には、ポータブルシリーズがお勧めです。

拡張機能で拡張機能を防ぐ!

screen-chromestore-extensiondefenderChromeウェブストア:Extension Defender(有料プラグイン)
下記に記すサイトで販売している、有料のプラグイン。有害な拡張機能を検知する機能がある。
当店では未使用のプラグインなので、ご紹介のみです。ご利用に際してはご自身の判断でお願いいたします。

有害プラグインのリスト

site-extensiondefender-comextensiondefender.com:有害プラグインのリスト
このソフト会社で、有害アドオンだと認定している拡張機能のリスト。
プラグインの導入まではしなくても、自身のPCに導入されているアドオンの一覧が確認できる方は、このリストで確認が取れるので助かると思います。