光コラボレーション?プラチナ光?今どきの専門用語について
新しい用語を知って、突然かかってくる勧誘電話に備えましょう
お電話でよくかかってくるようになった、光フレッツの費用を安くするという勧誘電話です。
『今お使いの回線はそのままで、毎月の通信費用が安くなります。』
という感じで切り出される勧誘のお電話が増えてきていると思います。
その中で、新しい言葉が出てきますので、よく理解してお客様のご判断に活用してください。
初めての切り替え (NTT東西から、光コラポへの切り替え) は安くなるということで、すでに実施されている方も多いようですが、二度目の切り替え (光コラボ事業者から、再びの光コラボ事業者への切り替え) には色々と制約があるようです。ご商売などでお使いの方は、電話番号が切り替わらないか?についての確認が必要みたいです。
→ 『当店ブログ:光コラボを利用すると電話番号が変わってしまう可能性あり』🔸
(※ リンク先の記事は、事業者変更の仕組みができる前に書かれた記事です。現在とは異なる場合があります。)
光コラボとは?
正式には『光コラボレーション』、『光コラボレーション事業者』
略して『光コラボ』『光コラボ事業者』です。
NTTから光フレッツ回線の権利をレンタルして、再販する事業者のことを差すようです。(→ 関連ワード 光回線の転用制度 )
勧誘のお電話の趣旨は、
NTTと契約されている光フレッツ回線、およびサービス(の一部)を光コラボ事業者との契約に直していただくことで、月々の料金が安くなるということらしいです。
プラチナ光とは?
プラチナ光というのは、株式会社テレ・マーカーさんが提供するサービスの総称で、最近個人事業者さまなどにもお電話の勧誘が増えている企業のひとつです。よって、この株式会社テレ・マーカーさんも光コラボ事業者ということになります。
ドコモ光とは?
ドコモさんが展開する、光コラボのサービス名です。CMなどで大々的に宣伝が始まりました。
他の老舗インターネット事業者さんも光コラボのサービスを始めておりますので、色々と比較されてはいかがでしょうか。 ocn光、ぷらら光などなど。
NTT東日本/西日本から、通信事業者へ光回線の卸売が解禁となり、購入(借りた)回線を使ってサービス提供をすることが可能になりました。このようなサービスを提供する事業者を、光コラボレーション事業者 (略称:光コラボ事業者) と呼びます。
【注意】NTTからも注意喚起がでております
2015/11確認。NTT回線転用のサイトにて、下記のような注意喚起が表示されています。当ページの趣旨に合うので、引用させて頂きます。
NTT東日本やフレッツ光をかたって、光コラボレーション事業者様の提供する光アクセスサービスへの切り替えや『転用承諾番号』の取得が必要だと説明する、不審な勧誘(訪問営業、電話営業、勧誘メール等)にご注意ください。
(お客様への不審な営業活動例)
「NTT東日本との提携でフレッツ光から●●への切り替えを案内しています」と案内をうける
「NTT東日本から依頼を受け、●●地区全体の切り替え工事をしている」と案内をうける
要するに、お客様の決定事項があって (= 回線を光コラボ事業者に切り替えることを決めて) 転用手続き(申し込み)から始まるという順番ならば正解だけど、電話をかけてきた会社などが転用手続きをしないといけないと指示をしてくる のはあやしい手順だ、ということです。
NTTや関係会社から転用しなきゃダメですよ、転用が必要ですよ、みたいな感じで始まるのは『要注意!』ということです。(昔に流行った、『黒電話が使えなくなるんで、急いでプッシュホンに買い替えないと・・・』みたいな勧誘に該当するよ、っていうことです。)
【注意】おそらくですが、契約には条件があるはずです
光回線には、戸建てタイプと、マンションタイプがありますが、
今回、光コラボ事業者との契約が可能になるのは、『戸建てタイプ』のみ だと思われます。追記 集合住宅タイプでも切替された方がいらっしゃいましたので、条件によっては大丈夫な場合があるようです。
電話勧誘などでは、細かな話が割愛されるので、しつこいぐらいに細かく聞いてください。
NTT側で『2年縛り』などの条件と引き換えに月々の料金を割り引くプランに加入されている方は、違約金が発生する可能性ありです。
具体的な移管の手順
調べた限りでは、携帯電話のMNP などで他社に移す手順と似ています。
ご自身で手続きする部分がけっこう面倒だなぁっていうのが、360スタッフの正直な印象でした。
- お客様が、契約しているNTTに連絡(手続き)して、回線の転用を行う旨手続きを実施します。
色々な手続きを踏んで、最終的に「転用承諾番号」を取得します。 - 「転用承諾番号」取得後、5日以内に、新しい光コラボ事業者に連絡をします。
番号を伝えることで、その後の手続きが光コラボ事業者さんの方で始まります。 - 光コラボ事業者とNTTとの間で手続きが進み、作業が完了します。
→ 電話とインターネットで申し込みができるようですが、なかなかうまくいかずに苦労されている方も多いと聞いています。
末尾の参考リンクも御覧頂くと判りやすいと思います。
上手い話には、色々と条件や制約があるはずなのでじっくり検討を!
突然の電話で、色々と言われたり惑わされたりすると思われますので、相手のペースにはまらないようお客様のペースでじっくり検討を進めてください。電話でのアポの場合、次回もお電話を差し上げて構わないかと確認をされますが、煩わしい場合はこのタイミングできっぱりと『今後の電話は結構です。』 と断りを入れておくのもテクニックです。
契約の意志が固まれば、こちらから改めて連絡をすれば良いだけですし。
参考リンク
→ LinkNTT:光コラボレーション事業者様が提供する光アクセスサービスへの移行(転用)のお手続き
→ LinkNTT:「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧
このリストに載っていない業者さんは、光コラボ事業者ですら無い可能性があります。載っていない事業者からの勧誘は、詐欺的要素が加わりますので一層の注意が必要です。