Amazon (アマゾン)で安心して購入するための情報と知識
特徴と仕組みを理解して安全に利用しましょう
当店ではパソコンやインターネットに関するご相談を受ける立場上、各種サービスの利用方法についてもご相談を受けることが多いです。その中でも通信販売で有名なサイト『Amazon (アマゾン)』に関する質問を多く受け付けています。
店頭でのご相談で話題になった質問や、お話の中から皆様にも有益だと思われる内容をまとめて記事にしてゆきます。時間がある時の加筆修正になりますので、宜しくお願いいたします。
ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。
Amazonの基本情報
Amazonは、インターネット上で商品を販売する通信販売のサイトです。お客様が商品を探し・選び・注文したり、注文の状況(発送・輸送・到着、質問・不具合/クレームの連絡、返品処理)についても一括して対応できる仕組みであり、システムそのものを指します。
Amazonとは何かと聞かれたら、商品を売ったり買ったりする仕組みがあって、それを比較的簡単に操作できるシステムのことと答えます。
Amazon独特の作法のようなものがあるので、その点について解説してゆきますね。
もうひとつのAmazonの顔
Amazonを理解する上で、重要なことは『販売店としての顔、Amazon.co.jp』という考え方です。
先に説明したように、Amazonは通信販売のサイトであり、ここには色々な販売店が商品を出品し販売していますが、その販売店のひとつとして、amazon.co.jp(販売店)があります。ここ、大事なので覚えておいてください。
トラブル多め?マーケットプレイス販売店
個人的な印象として、Amazonでの買い物に気をつかう理由のひとつに、商品の出品者がAmazon.co.jp か マーケットプレイス出品者 は判別しながら購入しなければいけない、という点です。私が経験した感じでは、マーケットプレイス出品者から購入した商品の方が圧倒的にトラブルに遭う確率が高く、かなり警戒しながら利用しています。Amazonをうまく利用できるかは、マーケットプレイス出品をどう回避していくか? に尽きるのではと思う位です。
なぜ、こんなに気にしなければならないかについて、解説してゆきます。
Amazonでの買い物が混乱する理由、マーケットプレイス
同じ通信販売のサイトでも、楽天市場や、Yahooショッピングのようなところだと、商品名で検索をすると、販売している(商品を取り扱っている)お店の数だけ検索結果が出てきます。お客様はそこから販売店を選んで、購入手続きを進める流れになりますが、Amazonは少し違います。
ジャンルやカテゴリーではなくある商品名を検索すると、検索結果は1件のみである場合が多く、すでに購入価格まで表示されています。
【例】『ウィルス対策ソフト』で検索をせずに、『ESET パーソナルセキュリティー 1台3年』などと製品名を指定して検索すること。
検索結果に表示された商品はある販売店の商品であり、販売価格が最安値の店舗の商品が表示されます。Amazon.co.jp が販売、発送する商品が表示されているとは限らない点に注意が必要です。
Amazonで検索して購入したからと言って、Amazon.co.jpの販売店で購入したとは限らない点が、Amazonの大きな特徴のひとつであり、トラブルの引き金にもなっている点です。
Amazon上で購入することと、amazon.co.jp店舗で購入することは別
販売されている商品には、必ず以下のような文言が添えられています。この文章を理解することで、この商品はこの条件で販売されているということが判ります。複数の販売店が異なる金額で出品されている場合も、それぞれの出品者が提示する条件が表示されています。
キーワードは、Amazon.co.jpが販売する商品と、Amazonマーケットプレイスの出品者が販売する商品です。
パターン A
Amazon上で、amazon.co.jp が販売、発送しますと書かれた商品を購入すること。
パターン B
Amazon上で、●▲■株式会社が販売し、Amazonが発送しますと書かれた商品を購入すること。
Amazon上で、●▲■株式会社が販売し、●▲■株式会社が発送しますと書かれた商品を購入すること。
この2パターンでは、意味合いが異なります。
異なる点は、
Good! Amazonプライムの特典が適用となります。
Good! 商品の販売責任者は Amazonとなります。
相談やクレームの問い合わせ先はAmazonで一括となり、大変シンプルです。
そもそもAmazon.co.jpが販売する商品は、トラブルが少ないと感じます。(個人の経験による情報)
注意。 Amazonプライムが適用されない条件があります。
注意。 商品の販売責任者は ●▲■株式会社となり、商品に問題があった場合は、●▲■株式会社との交渉となります。パターンAのような関わり方をAmazonはしません。※
※ 商品が届かないなどの重大な問題についてはAmazonが最初から関与します。
慣れないうちはこのルールを厳守した方が良い
スマホだとAmazonアプリになりますが、amazon.co.jp が販売、発送します と書かれた商品を選んで購入するように心掛けてください。商品トラブルの多くは、その他の販売店による事例が多く、このルールを守るだけでかなりの確率でトラブルを未然に防げます。
※ 出荷元、販売元が別々の表記で、出荷元がAmazonの場合は、別の販売店が出品している商品です。商品の発送業務をAmazonに外部委託しているだけの商品です。(Amazonプライムの適用があったりと利点はありますが、初心者の方にはお勧めしない商品です。)
そのブランドがどのくらい広く売られているか?を見ること
気になる商品があった時に、そのブランドやメーカーがどのECサイトで取り扱われているか?Amazonでのみ販売されている商品かどうか?が鍵になることがあります。Amazon専売メーカーと呼ばれるような、Amazonでしか見かけない商品というものが一定割合存在し、クチコミも本当なのかどうか怪しい感じのものが多数含まれます。楽天市場や、ヨドバシカメラなど国内で有名なECサイトでも検索を行い、同じ製品の取り扱いがあるかどうか事前調査するのはとても有効だと思います。
ウィンドウショッピングはこまめにしておいた方が良い
Amazonでは、アカウントに紐付けする形でAmazonサイト上で閲覧した商品の履歴があるようで、ある日に閲覧した商品が何日か後に値下げやタイムセールの対象になると、メールでお知らせしてくれる機能があります。
定価だと即決できなかったけれど、セール価格なら検討するよ!という場合、この便利機能が後押ししてくれることもあります。
使いなれてきて悩むこと
Amazonプライムに入る、入らない問題
Amazonでの買い物の回数が増えてくると、送料負担や翌日配送などの魅力から、プライムに入った方が得じゃないのか?と悩まれるタイミングがあると思います。当店スタッフでも何人かプライム会員がいますので、どのような経緯で加入したかヒアリングしてみました。
スタッフA
元々、買い物は通販が基本みたいなところがあるので、年間で考えると50個以上の荷物は受け取っている感じです。プライム開始直後に近い、結構早い時期にAmazonプライムに加入し送料負担を軽減しています。平日・日中は勤めがあり受け取れない時間帯が多いので、日時指定便が必須です。プライム費用の元は完全に取れている感じです。全部、日時指定便で計算すると、年間10~12個で元が取れる計算になりますね。
スタッフB
通販というかAmazon自体はそんなに使っていません。プライムに加入した理由は、Amazon Prime Video目的です。仕事が忙しくてもう、レンタルビデオ屋さんとかも行けてないので、オンデマンドでの利用が長いのですが、コスパで言うとAmazonはもう最高です。動画のタイトルによっては他のサービスの併用期間もありますが、Amazonは年間一括での支払いで割引もあるので、ずっと加入したままです。長めのドラマを 1シーズンか2シーズン観れれば、プライムの費用は元が取れます。かつ、通販の配達費用も無料になって一石二鳥です。コロナでおうち時間が増えた時にデジカメの写真整理を始めて、Amazon Photoのクラウド利用も始めました。
知らないブランドが多すぎる問題
知らないブランドが多すぎて、どこが良いのか判らないというお話をよく耳にします。
実際、Amazon上でしか見聞きしない製品やブランド (通称、Amazon専売メーカー) も乱立していて、クチコミもあまり信用できない時代ですので、選択に苦労しているみたいです。当店ではパソコンや周辺機器に明るいスタッフが、ある程度情報をまとめているようなので、参考までにご紹介しておきます。良かったら参考にしてください。
→ 『メーカー・ブランド辞典』🔸
Amazon Prime Videoが優秀すぎる問題
当店スタッフにもいますが、プライムビデオが優秀すぎてプライム会員になったという人もいるくらい、プライムビデオの無料特典が優秀です。当店のお客様でもプライムデビオとYouTubeがあるので、もうツタヤさんのレンタルコーナーにはしばらく立ち寄っていないと仰っていて、かなり充実している様子が伺えますね。
プライムの会費は、プライムビデオの価値として支払い、Amazon通販で送料が無料になるのが特典だと考えている人もいらっしゃるようです。
ちょっと便利な商品検索テクニック
割引されている商品だけを表示させる方法
ここで示す方法は、スマホアプリよりもブラウザーで作業された方が簡単です。
- まず、探している商品を普通に検索します。
検索結果をとりあえず表示させます。 - 検索結果が表示されたら、URLの最後に文字を追加します。
試しに、&pct-off=70- と追加してみましょう。
【例】この例では、割引率が70%以上のものだけを表示するように指示しています。 - 割引率の条件にかなう商品が表示されます。※
スポンサー提供の商品は、そのまま表示が残りますのでご注意ください。
割引の数字を変えれば割引率の変更は可能です。定価ではなく割引されている商品から選びたい時には有効なテクニックです。
マーケットプレイスで出品されている商品を検索から外す方法
Amazon.co.jpが販売、発送する商品のみで探したい時に有効な方法です。
方法 その1
- まず、探している商品を普通に検索します。
検索結果をとりあえず表示させます。 - 検索結果が表示されたら、URLの最後に文字を追加します。
試しに、&emi=AN1VRQENFRJN5 と追加してみましょう。
マーケットプレイスの商品が除外された結果が表示されるはずです。
Amazonに不慣れな方は、この検索方法を会得しておくと便利かもしれません。
(URL欄に文字を追加するという手順が大変だ、と仰る方も多いのですが・・・)
方法 その2
カテゴリーから商品を検索する際に利用できる方法(手順)です。
- Amazonのトップページを開いたら左上の三 すべて みたいなアイコンをクリック
希望するカテゴリー(分類)を選び、そのカテゴリーの商品を表示させます。 - 左側の分類項目をたどって、結構下の方かも
出品者の項目を探して、Amazon.co.jpのみ を選択します。 - Amazon.co.jpが出品する商品だけが表示されます。
方法 その3
スマホのAmazonアプリでも絞り込むことが可能です。
キーポイントは、カテゴリーの選択です。カテゴリーを指定して検索結果が出せれば、画面のどこかに、Amazon.co.jpのみ を選べるようになっていますので、そこをOnにすれば大丈夫です。
参考リンク
この記事を作成するにあたって、利用したサイトの情報です。
LinkAmazonヘルプ:Amazon.co.jpで購入できる商品の販売元LinkAmazonヘルプ:Amazonマーケットプレイスでの購入について