Windows Update実行時に 0x80070643 が発生する件の対応方法
エラーコード 0x80070643 原因と対処について
Windows Updateを実施すると、0x80070643 というエラーコードと共に、修正プログラムがインストールできない件について、情報をまとめてゆきます。
まず初めに検討すべき内容
2024/01/11 に情報を追加しています。先に『特別な情報』からお読みください。2020/03/30 に情報を追加しています。先に『特別な情報』からお読みください。
FixIt (修正作業を手順化・自動化したプログラム)に代表される、既知の問題を自動で直すような確実な手順は見つかっておらず、比較的複雑な問題です。
2018/06時点で、Windows Defenderなどのウィルス対策ソフトの設定・条件を変えることで、一定の改善が見込める問題だと言われています。
また、HDDの故障が原因と思われる場合でも、このエラーコードが発生しています。初動がとても大事です。
他のサイトで紹介されている解決方法、例えばsfcコマンド/DISMなどのコマンドを用いた方法が公開されていますが、リスクの高い方法であること、最初に行う手段として適切でないように感じること、システムに大きな影響を与える危険性(リスク)があるためここでは詳細は記しません。
現時点でウィンドウズが起動し操作が可能でしたら、Windows Updateの再実行をする前に大事なデータのバックアップを推奨いたします。無理は禁物です。
特別な情報
2024.02.21 今日の時点でWindows Updateを再実行してみましたが、エラーする症状は改善されていませんでした。
当ブロクで01.11に公開したWindows Updateにおいて本エラーコードが発生する件について、Microsoft社は暫定的な方法としてPowerShell用のパッチを公開したようです。
LinkMicrosoft Documentation:Add an update package to Windows RE
通常の修正プログラムと異なり、手作業での操作となります。パーティーション操作を伴うので一発でWindows 本体を吹き消す位のリスクがある操作です。どうしても解決させることが必要で、本件の内容について理解できる方限定で検討の候補に加えてください。(情報提供としてリンクを掲載しており、実施を推奨する目的ではありません。ご注意ください。) 当方からのアドバイスは変わらず、通常の修正プログラムとして提供されるまで待つのが正解だと思います。
2024.01.11 1月10日頃からWindows Update実行時に、特定の修正プログラムをインストールしようとすると本エラーが発生することが確認されています。対象となる修正プログラムは【KB5034441】です。技術情報では、ストレージ内にある回復パーティションのサイズに依存するのではないか?という情報もありますが、正式な発表ではありませんので現時点では『修正プログラム側の対策待ち』が賢明かと思われます。
当該問題を解決できると謳う、フィッシングサイト (要は詐欺サイト) も確認されているようなので、注意が必要です。
回復パーティションが小さい機種は、全般的に古い機種・アップグレードでWindows10になっている機種が多いように感じますので、ストレージへの負荷をかけやすく二次的な被害の誘発にもつながります。やみくもにWindows Updateを繰り返すのではなく、大事なデータのバックアップを優先して実施するよう心掛けてください。
当該情報のQ&Aが出始まりましたのでリンクを作っておきました。対処方法として回復パーティションのサイズを大きく(1~1.5GB)にしてウィンドウズを再インストールしろ、という恐ろしい方法が提案されていました。(2024/01/19) Windows UpdateのためだけにOSを入れ直すのはナンセンスだと思います。
LinkMicrosoftコミュニティー:KB5034441が0x80070643エラーでインストールできない
2020.03.30 Windows Defender の修正プログラムにおいて、不具合が続いており不具合を直すための修正プログラムがインストールできなかったり、これらの修正プログラムをインストールした後で、特定条件下にてWindowsが起動しなくなる症状が発生しています。
現時点での推奨作業は、無理してインストールを試みることではなく、大事なデータのバックアップを最優先してください。 現時点で発表されている修正を全て適用しても、副作用などもあり、完全には修正しきれていない様子です。
追加情報があれば、追記してゆきます。
0x80070643 エラーコードの性質
0x80070643 – ERROR_INSTALL_FAILURE
Windows Updateなどの種類によっては、回復パーティションを操作するものがあり、そのパーティションの空き容量が少ない場合にも発生するようです。(2024/01)
Windows Defenderのデータ破損、もしくはWindows System自身の破損が疑わしい事例ですが、HDDなどの物理故障でも発生しうる問題でもあります。
論理的なエラーが疑われる場合は、環境や条件を変えずに、Windows Updateなどを再実行しても再発する場合が多いです。そのまま放っておいて、Windows Update側(Microsoft側)で対処され自然に直るのを待つか、しっかりと対処してエラーを解消するか、判断が必要です。
どのサイトの情報に従って作業するかは各人の判断に委ねますが、まず最初に、データ救出・保全作業を優先的に検討してください。
比較的安全で、効果があると言われている内容
現在使っているウィルス対策ソフトを一時的に無効にして (Windows Defenderだけの状態にして) Windows Updateを実行するのも一定の効果が見込めます。 このエラーコードに対しては一定の効果が見込まれ、かつ(内部コマンドを実行する方法と比べて)比較的リスクの低い方法と言われています。当店でもこの考えに同意します。
(Windows Updateを用いずに、)Windows Defender自身のメニューにある、定義ファイルの更新を実施するのも効果的な方法のひとつです。
意外な原因による発生
2018/06 エラーの発生原因がHDDのエラー(経年劣化)によるものだった事例がありました。
エラーの修復より先に大事なデータのバックアップが重要です。
リスクを伴う、修正案
sfcコマンドや、DISMコマンドを使った改善方法を提案されているサイトもございますが、当方で関わった事例に限って言えば、あまり効果があまり実感できなかったことと、コマンド実行自体に一定のリスクがあるため、ここではその手順などは公開しません。
ご自身でその情報を探すか、専門の事業者にご依頼ください。
Windows Defender関連の操作で効果が得られるかもしれないとの情報があります。
エラーコードが変わっていく場合は
修正プログラムを実行するたびに、複数のエラーコードが発生する場合た他のエラーコードも参考にしてください。
『エラーコード 0x80070020』🔸
『エラーコード 0x80070BC2』🔸
操作に自信のない方は店頭で作業支援を行います
説明を読んでもよく判らない、自信がないという方には当店で作業の代行も承ります。エラーコードによっては、成功率が変わってまいりますが効果的な方法で作業を行います。『パソコン何でも相談』🔸 を始めとしたメニューで対応可能です。お気軽にご相談ください。