アップデート (更新)
Windows 10のアップデート(更新)について
ウィンドウズにつきものの『修正プログラムをダウンロードしてインストールする作業』いわゆる、更新プログラムの適用ですが、今までのWindows7/8.1 とはまた違った作法によって、アップデートが行われます。
この仕組みを理解することで、Windows 10に振り回される機会は減ると思いますので、ぜひ覚えておいてください。
ここに記載した情報には誤りがない様努めておりますが、万が一情報に誤りがあった場合にはご容赦ください。ここの情報を利用する際はお客様の責任において利用してください。利用されたことによって生じるいかなる不利益も、当方では責任を負いかねます。
通常のアップデートと大規模アップデート
Windows 10の更新(アップデート)は、規模の小さいものと、大きいものがあります。
規模の小さいものは、日々の通常のアップデートで、大きいものは6カ月に一回行われる大規模アップデートです。
いずれの更新も、パソコン利用者側ではインストール時期を選ぶことができず※、なかば強制的に実施されてしまうのが特徴です。
Windows 7くらいの時代では、『後で』とすることで更新作業を先送りできた時代もありましたが、あの手はほぼ通用しません。
※ 更新時期を調整する機能が、修正を重ねるたびに拡充されています。現在では1週間程度の延長は指定が可能です。
また、更新プログラムの実施時期については、日々の更新スタイルによっても変わってくるので、『更新とセキュリティ』🔸
あたりの情報も参考にしておいて下さい。
大規模アップデートに要注意
6カ月に一回訪れる、『大規模アップデート』ですが、これは修正プログラムのサイズが大きく、少し大げさに書くと『ほぼ、Windows 10を全部入れ替えるくらいのデータ量』となる場合があります。
ダウンロードも回線速度によってはかなり時間がかかりますし、修正を適用する時間も数時間はかかる場合が多いです。
当店では大規模アップデートが予告されると、大事なデータのバックアップをしたり、大事なシステムの入ったパソコンは、システムイメージの作成をしたり、ものすごく準備をした状態で、仕事が終わった夜間に大規模アップデートを実施します。
そのときの勢いで、昼休み中に『大規模アップデート』なんかを実行してしまうと、その日の午後はパソコンが使えなくなって大変なことになります。出張で持っていく予定のノートパソコンなどで実行してしまうと、アップデート実行中に持ち運ぶことができず、大変なことになります。
アップデートが始まってしまったら、運が悪かったと諦める
大規模アップデートを中断させようと、パソコンを強制的に電源を切ったり、再起動をかけたりする強者がいらっしゃいますが、かなりの高い確率でウィンドウズは動かなくなります。データ復旧なども叶わなくなる可能性が高い、危険な行為です。絶対にやらないで下さいね。
大規模アップデートを実施しないと、どうなるか?
大規模アップデートを回避したり、インターネット回線の速度などの影響から、大規模アップデートが発動しない利用者の方がいらっしゃいます。当店でご相談をされるお客様の中にも、全然大規模アップデートが実行されないので快適だと思われている方も多いのですが、この状況を続けていると、ウィンドウズの動作保証が無くなるんです。
マイクロソフト社の方針によりますと、大規模アップデートで更新される『バージョン』が現行バージョンのふたつよりも前のバージョンについては、サポート対象外となるそうで、Windows 10の保証・サポートを受ける場合は、ある程度の範囲で新しいバージョンにアップデートさせておく必要があります。
『システム - バージョン情報』🔸
お使いのWindows 10 のバージョンは、こちらの手順で確認できます。
【例】として、現在の最新バージョンが 1903 だった場合、
ひとつ前が 1809
ふたつ前が 1803
ですので、さらに前の 1709 以前のバージョンはサポート対象外となる可能性がある訳です。1バージョンが6カ月なので、1年以上前のバージョンはサポートしないよ、という感じでしょうか。
『Windows10 Top』🔸